あうとわ~ど・ばうんど

2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

Fat Jazz

ひさーしぶりに「はーど・ばっぷ」ってやつでも聴いてみっか。と思ったが、よく考えてみたら今は、そっち方面のアルバムをほとんど持っていないことに気付いた。で、どうにか棚から探し出したのが「Fat Jazz/Jackie McLean」。57年、全5曲36分。McLean(as)R…

Congotronics 2

26日に取り上げた「Congotoronics」の続篇、「Congotronics 2〜Buzz'N'Rumble From The Urb'N'Jungle」を購入。早速聴いてみる。うーん、なんじゃこりゃ、メッチャクチャ面白いぞ(笑) 全9曲63分。前作のKonono N゚1と、その周辺の6グループを収めたオムニバ…

Paris Blues

昨日のデューク・エリントンは、名オーケストラリーダーにして名ピアニストという表現がピッタリ来るけれど、ギル・エヴァンスの場合、名オーケストラリーダーではあるが、ピアニストとしての影が薄い。しかし、間違いなく素晴らしいピアニストであったこと…

Money Jungle

本日も、超名盤を聴く。「Money Jungle/Duke Ellington」、全15曲68分(オリジナルは7曲30分だったのか)。Ellington(p)Charlie Mingus(b)Max Roach(ds)。 告白すると、むかーし初めてこのアルバムを聴いたときは、何がいいんだかさっぱり分からなかった。…

Return To Forever

たまには、超名盤でも聴こうか。というわけで、「Return To Forever/Chick Corea」だ。全4曲47分。Corea(elp)Joe Farrell(fl,ss)Flora Purim(vo,per)Stan Clarke(elb,b)Airto Moreira(ds,per)。 このアルバム、実は結構好きである。巷間フュージョンのハシ…

Congotronics

昨年(一部の)音楽ファンを震撼させた(らしい)Konono N゚1のアルバム「Congotronics」を聴く。全7曲51分。 Konono N゚1(コノノ・ナンバーワン)は、コンゴの音楽集団(と呼ぶしかないな。当然ジャズではありませぬ)。金属製リケンベ(親指ピアノ)を主奏…

片山 with 渋さ

「片山広明 with 渋さ知らズ」が届く。全8曲52分。片山名義だが、実質的には「渋さ知らズ featuring 片山広明」という感じ。うーむ。予想はしていたが、片山作品としても、渋さ作品としても、ややどっちつかず気味なのではないでしょうか。 もちろん、登場す…

The Trumpet Player

Avishai Cohenというトランペッターがいる(一般的には、同姓同名のベーシストのほうが知名度が高いかも。そのためか、Avishai E. Cohenと称することもあるようだ)。もっとも自分は彼の作品を1枚しか持っていないが、一時期かなり愛聴した。それが「The Tru…

Mother Tongue

近年要注目のアルトサックス奏者Rudresh Mahanthappaを初めて聴いたのは一昨年リリースのアルバム「Mother Tongue」だった。全11曲62分*1。Mahanthappa(as)Vijay Iyer(p)Francois Moutin(b)Elliot Humberto Kavee(ds)。 ①「The Preserver」の冒頭いきなり、…

Town Hall 1945

昨年リリースされて話題になった「Dizzy Gillespie-Charlie Parker/Town Hall,New York City,June 22,1945」を(今ごろようやく)聴いた。全6曲41分。Gillespie(tp)Parker(as)Don Byas(ts)Al Haig(p)Curley Russell(b)Max Roach(ds)。 とっても素晴らしい。…

Tango: Zero Hour

たまには、ジャズ以外の作品に登場願おう。とはいえ、あまりの歴史的名盤ゆえ、いささか恥ずかしいのだが、Astor Piazzollaの「Tango: Zero Hour」だ。Piazzolla(bandoneon)Fernando Suarez Paz(vln)Pablo Ziegler(p)Horacio Malvicino Sr.(g)Hector Console…

Dolphy in Europe vol.2

久ーしぶりに、「Eric Dolphy in Europe vol.2」を聴く。オリジナルアルバムは全4曲40分。Dolphy(as,fl)Bent Axen(p)Erik Moseholm(b)Jorn Elniff(ds)。やっぱイイなあ。個人的には、アルトによる②−④が好き。順に行こう。 ②「The Way You Look Tonight」。速…

Radiale

一昨日に紹介したばかりのSpaceways INCがらみの一枚を。 「Radiale/ZU & Spaceways INC」(2004年)に最近ハマッている。全8曲43分。ZU=Jacopo Battaglia(ds)Massimo Pupillo(b)Luca T Mai(bs,as)。Spaceways INC=Hamid Drake(ds)Nate McBride(b)Ken Vander…

Nation Time

再び、昨年リリース物から。 マツ・グスタフソンの凶暴ガレージサックストリオThe Thingの「She Knows…」へのゲスト参加でも存在感を示していたJoe McPheeの、国内盤としては初CD化となった1970年のライヴ「Nation Time」を聴く。全3曲41分。McPhee(ts,tp)Mi…

Version Soul

実は、昨年リリースではない旧譜も何枚か買っていた。 ヴァンダーマークが、こんなサックストリオもやっていたとは知らなかった。Spaceways INC.の「Version Soul」(2002年)を聴く。 全9曲68分。Hamid Drake(ds)Nate McBride(b,elb)Ken Vandermark(ts,bs,c…

Astaroth

相変わらず、昨年リリース物から。 John Zornが好きだとは言っても、片っ端から追っかけているわけではない。ゾーンの現在の活動の中心であろうMasadaのアルバムも、実はあまり持っていない。ついでだから、恥ずかしながら告白してしまうと、自分の耳が悪い…

A Blessing

一昨日同様、昨年リリース物から。 最近気になるドラマー、John Hollenbeckのアルバム「A Blessing/John Hollenbeck Large Ensemble」を聴く。全7曲63分。 ドラマーがリーダーのグループといえば、自己のプレイを効果的に際立たせるために曲が存在している…

Swiss Air

本田竹曠のアルバムが見当たらない。何枚か持っていたはずなのだが。「Swiss Air/渡辺貞夫」を聴くことにした。本田を擁した渡辺貞夫カルテット、75年のモントルー・ライヴ盤。全5曲46分。①「Masai Steppe」と④「Way」、ナベサダの野性味あふれる激情ブロウ…

News on the Rail

いずれも昨年リリースの旧譜を何枚か買った。Marty Ehrlichの「News on the Rail」もその1枚(Marty Ehrlichについては昨年12月5日参照)。全8曲54分。Ehrlich(as,cl)James Zollar(tp,flh)Howard Johnson(tuba,bs,bcl)James Weidman(p)Greg Cohen(b)Allison…

渋全

渋さ知らズの新作「渋全」を聴く。 avex ioからのメジャーデビュー作(もしかして今年、エーネーション(だっけ?)に出演したりするのだろうか?)ということで、下手をするとCCCDではないかと心配していたのだが、どうやら違うらしく一安心。 全10曲68分。…

Interstellar Space

John Coltraneのアルバムの中では、この「Interstellar Space」が一番好き。 以前にも言ったがコルトレーンは晩年のほうが好きで(とは言っても、そんなに持っていないのだけれど)、「Live in Japan」や「Live at the Village Vanguard Again!」あたりも大…

In All Languages

昔はあんまりOrnette Colemanが好きじゃなかった。名盤ガイドに必ず載っている初期作品を聴いても、あんまりピンとこなかった。というより、アノ音が嫌だったのだ。そんな自分に、オーネットの魅力を開眼させてくれたのが「In All Languages」(87年、自分の…

Kele Mou Bana

Don Pullenがこの世を去って、早いもので10年以上が経つ。プーレンには一時期、心底ハマッたなぁ。というか、今でも好きなのだが。手元のプーレンがらみのアルバムを数えてみたら、40枚近くあった。ドルフィーがらみより多いかもしれない(活動期間を考える…

Malam Saya

榎本秀一のサックスを聴くと「演歌」だなぁと思う。アケタ・オーケストラの何種類かのアルバムで、必ずといっていいほど榎本がフィーチャーされる「Airgin Rhapsody」を聴くたび、そう思ってしまう。演歌そのものはどちらかといえば嫌いなんだけれど、「演歌…

Life is a Beautiful Monster

なぜ、昨年の【海外部門】ベスト5(12月28日参照)を選ぶとき、このアルバムのことを失念していたのだろう。いくら気分で選んだとはいえ、こんな大事な作品を忘れていたなんて不覚だ。第1位がElectric Masadaであることに変わりはないが、第2位は、この「Cri…

Intermission

帰宅後、爆睡。

Sax Workshop

これはまた、なんて素晴らしい発掘CDなのだろう。幻のグループ、サックス・ワークショップの82年1月の音源「ライヴ・イン・浜松」(aketa's disk)が出た。わが家に届いたのは先日だが、先月末の発売直後に届いていれば、昨年の【発掘・復刻部門】ベスト1を…

Senne Sing Song

旧譜を何枚か買ってきていた。「Senne Sing Song/Misha Mengelbelg Trio」(tzadik key series、05年)もその1枚。Mengelbelg(p)Greg Cohen(b)Ben Perowsky(ds)、全9曲58分。 噂には聞いていたが、なんとなんとポップなピアノトリオ作品ではないか。もちろ…

Prelude

あけましておめでとうございます。12月30日深夜は、Jerichoで当ブログ・リンク集の方々と偶発的に(?)忘年オフ会となりました。非常に楽しかったです。調子に乗りすぎて、翌日(大晦日)翌々日(元旦)と体調を崩してしまったほどです(苦笑)。皆さん、あ…