あうとわ~ど・ばうんど

2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

Unreal : Sidewalk Cartoon

旧譜。「Unreal: Sidewalk Cartoon/Bernardo Sassetti」。06年、13曲63分。 オーケストラもの。とはいえ、管弦アンサンブルでガンガンとはやらず、各楽器が入れ替わり立ち代り現れては、抑制された幽玄的世界を構築。悲劇作品のサントラといった風情。

New Magical Kingdom

「New Magical Kingdom/Adam Lane's Full Throttle Orchestra」。06年、全9曲69分。Vijay Anderson(ds)Aaron Bennett(ts,ss)Jeff Chan(ts)John Finkbeiner(elg)Darren Johnston(tp)Lynn Johnston(bs)Lane(b)。 clean feed レーベルが最近大好きだが、新譜を…

GUTS

「GUTS/McPhee Brotzmann Kessler Zerang」(okka disk)。全2曲59分。Joe McPhee(tp,as,ts)Peter Brotzmann(as,ts,cl,tarogato)Kent Kessler(b)Michael Zerang(ds)。 血沸き肉躍るフリージャズ格闘技かと思いきや、それぞれが伸びやかに時にユーモアすら感じ…

Foreground Music

ヴァンダーマークが、相変わらず止まらない(本当に止まらないのは、自分の購買意欲なのかもしれないが。苦笑)。 「Foreground Music/Ken Vandermark Pandelis Karayorgis」(okka disk)。全9曲46分。Vandermark(reeds)Karayorgis(p)。 ヴァンダーマーク作品…

On the Corner

マイルス生誕81周年の日。 朝一番は何を聴こうか悩んだが、なんとなく「ON THE CORNER」(sony、72年、54分)にする。 昔は毛嫌いしていたアルバムだが、今は大好きである。(そうすると、昔は毛嫌いしていた仲間も、今なら好きになれるのかもしれない・・・完…

マイルスとJM

夜は「BITCHES BREW」や「At Fillmore: Live at the Fillmore East」を聴いていた。 で、全く脈絡はないが、ウェイン・ショーターやハンク・モブレーのように、マイルスバンドとジャズメッセンジャーズ双方に参加したミュージシャンがどれくらいいるか、ふと…

Phalanx

「Got Something Good for You/Phalanx」(moers music)。85年、全8曲45分。James Blood Ulmer(vo,elg)George Adams(vo,ts)Amin Ali(elb)Calvin Weston(ds)。 こういうグループがあって作品も何枚か出てたことを、実は寡聞にして知らなかったのだが、最近た…

Rob Brown!!

17日に初めて聴いたロブ・ブラウンの新譜がとても良かったので、彼絡みの旧譜(いずれもclean feed レーベル)も入手してみる。 「Sacred Ground/Whit Dickey」。06年、全5曲46分。Brown(as)Roy Campbell(tp)Joe Morris(b)Dickey(ds)。 「Diplomats: We Are N…

Are You Experienced?

誰かさんの影響を受けて、ジミ・ヘンドリックスを聴く。とはいえ、ぼくが持ってるアルバムは、これ一枚きりです(苦笑)。「Are You Experienced?/The Jimi Hendrix Experience」。全17曲60分。 ぼくはジャズカヴァーから入ったクチで、ロックファンではない…

Charlie Parker on Dial

久しぶりに、パーカーをまとめて聴こうと決心。「Charlie Parker On Dial」。全89曲255分。 ダイアル完全盤はかつて何度も繰り返し聴き、コピーも(ちょっとばかり)したので思い入れも強く、やはり良いですね(とは言うものの、全曲聴き通すのはさすがに疲れた…

YouTube の Pete Cosey

ほんの3分弱の短い動画ですが、Children of Agharta (4月6日参照) を発見。 Calypso Frelimo - Pete Cosey's Children of Agharta

Hot House

最近気づいたことから。 エリック・ドルフィー「Berlin Concerts」の1曲目「Hot House」。パーカーリスペクタブルなドルフィーがほほえましい。たぶんこの演奏で、ドルフィーが踏まえているのは「Jazz at Massey Hall」だ。しかもパーカーだけでなく、ガレス…

Wishful Thinking

「Wishful Thinking」。全10曲64分。Johannes Krieger(tp)Alipio C Neto(ts)Alex Maguire(p)Ricardo Freitas(elb)Rui Goncalves(ds)。 このジャケット。clean feed レーベルから出ていなければ、とてもじゃないが買えない(笑)。 だが、音楽はカッコイイ。CF…

Live at the Jazzschool

新譜ではなく、最近国内入荷したものらしい。「Live at the Jazzschool/Dave Liebman and Mike Zilber」(jazzschool records)。00年、全4曲60分。Liebman,Zilber(ts,ss)Paul Nagel(p)John Shifflett(b)Scott Amendola(ds)。 面白いぞ、これは。デイヴ・リー…

Sounds

「Sounds/Rob Brown Trio」。全7曲57分。Brown(as)Daniel Levin(cello)Satoshi Takeishi(per)。 今まで名前は何度か目にしつつも何となく素通りしていたロブ・ブラウン、聴いてみると、なかなかいいアルトサックスじゃないか。表面上は滑らか、しかし芯はコ…

4 Corners

「4 Corners」。全7曲73分。Adam Lane(b)Ken Vandermark(bs,cl,bcl)Magnus Broo(tp)Paal Nilssen-Love(ds)。 clean feed レーベルの勢いがとまらない。これまた面白いメンバーである。ヴァンダーマーク・ニルセンラヴ絡みでは、「Oslo/Chicago: Breaks」(3月…

For

「For/The Claudia Quintet」(cuneiform)。全8曲61分。Drew Gress(b)John Hollenbeck(ds,per,electronics)Matt Moran(vib,vo)Ted Reichman(acc)Chris Speed(cl,ts)。 チェンバージャズロック風バンド The Claudia Quintet の最新作。タイトルの「For」は、…

tzadik からスティーヴ・コールマン?

tzadik レーベルのリリース予定を調べていて、一瞬わが目を疑う。どうやらサックスソロのようですが。 http://www.tzadik.com/new_home.php?monthsback=-1(#7621)

チャールズ・ゲイル・トリオも発見

超かっこいい。しかもアルト。特に2番目の動画がスゴイ。ベースの人も面白い動きです。 Charles Gayle Trio- pt 1 Charles Gayle Trio- pt 2 ちなみに、マーティー・アーリックも発見したのだけれど、これが実は今一つで・・・(苦笑) 参考までに。http://www…

トマス・チェイピンがYouTube に

なんとマニアックな(笑)。しかし、楽しいです。 Night Bird Song - Thomas Chapin Trio at Newport

at Montreux 1990

90年に到達(CD17、18)。 ぼくは、この時期のセットリストが最も好き。特に1枚目。「Perfect Way」で幕を開け、「Star People」を経て、哀愁の「Hannibal」へ。そして「Human Nature」「Time After Time」と、最後の最後まで不動のレパートリーだった名曲たち…

at Nice 1991

やっと聴き終えた。 91年のクインシー企画は、退屈なので飛ばす(笑)。最後はボーナスディスクのCD20。モントルーの9日後、場所はニース。というわけで、上記の日記タイトルとなる。 死の2ヶ月前。バンドは小規模になり、キーボードは1人、パーカッション奏者…

at Montreux 1988

さて、88年(CD13、14)である。 バンドには、ついにケニー・ギャレット、リッキー・ウェルマン、フォーリー(余談だが彼は音楽一族の出身で、彼の伯父たちは少年時代のローランド・カークにも影響を与えたそうである)が集結する。(正確には、この前年に揃って…

at Montreux 1989

すかさず89年(CD15、16)。 レパートリーに、待ってましたの「Hannibal」登場。とはいえ、ケニー・ギャレットが参加しなかったのかできなかったのか、アルバム「Amandla」で1曲吹いていたリック・マーギッツァがこの月の欧州ツアー限定で入っているのは、ちょ…

at Montreux 1986

というわけで、86年。2枚だとほっとする(笑)。 ついにレパートリーに「TUTU」が登場。第1部は、アルバム「TUTU」にも参加しているジョージ・デュークがゲスト。第2部ではサンボーンがゲストに。なんでも、モントルー主催者クロード・ノブスがマイルスに許可…

Two Bands and A Legend

「Two Bands & a Legend featuring Cato Salsa Experience and The Thing with Joe McPhee」(smalltown superjazzz)。全9曲44分。Cato Thomassen(g,vo)Bard Enerstad(g,org,vo)Christian Engfelt(b,vo)Jon Magne Riise(ds)Mats Gustafsson(ts,bs,electronics…

at Montreux 1985

きのうの続き。本日は85年の演奏。 レパートリーに「Human Nature」が登場、セットリストはライヴ版「You're Under Arrest」といった趣き。「MD1;Something's On Your Mind;MD 2」〜「Time After Time」〜「Ms. Morrisine」という流れが良い。ちなみに、この…

at Montreux 1984

おとといの続き。本日は84年の演奏(CD3−6)を聴く。ちなみにこの時は昼夜2回公演、計3時間半なり。 この時代のマイルスは、公式盤「You're Under Arrest」は聴くものの、今まであまり関心がなかった。とはいえ、あらためて聴いてみるとイイのである。とりわけ…

IMPROVISATIONS 2

「IMPROVISATIONS 2/内橋和久 & 吉田達也」(magaibutsu)。3枚組み、全42曲214分。内橋(g,effects)吉田(ds,vo,sampler)+梅津和時(reeds)佐藤研二(b)ナスノミツル(b)小森慶子(ss)山本精一(g,vo)。 一昨年の『収穫』にも選んでいる「IMPROVISATIONS」の続篇…

at Montreux 1973

箱モノは結局、持っていてもあんまり聴かないものだったりするのだが、久々に「The Complete Miles Davis at...」を聴く。ただし、今日は1973年の演奏(CD1、2)だけ。 1枚目はブーイングが多い。それを考慮したのかどうか、2枚目は「Ife」から。音量およびリ…