あうとわ~ど・ばうんど

2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

07年上半期の10枚

今年も、(何もせぬまま)もう半分が終わり。うーむ。 というわけで、恒例(?)の収穫コーナーを。ただし、今年は(たぶん)購入枚数が少なかったので、ジャンル別にせず10枚選んでみた。 本田竹広トリオ ライブ・アット・鹿児島USA・1974/本田竹曠トリオ…

来月の気になる新譜(ポンニチ編)

調べてみたら、注目作が色々と。 studio wee からは久々の林栄一。ソロと、外山明とのデュオ http://www.studiowee.com/news.html 待ってました。KIKI BAND の新作 http://www.k3.dion.ne.jp/~u-shi/kiki/kiki_news.html ONJOは2ヶ月連続リリースのようです …

Cornell 1964

本日、エリック・ドルフィー43回目の命日。 「Cornell 1964/Charles Mingus Sextet with Eric Dolphy」(blue note)。10曲134分。 以前にも触れた発掘音源がリリースされた。ちなみに、一昨年の「Thelonious Monk Quartet with John Coltrane at Carnegie Ha…

YouTube の Frank Gratkowski

相変わらず、YouTube から抜け出せない。貴重ライヴから、懐かしの或いは最新の様々な番組(こちらを見ている方が長いかも。苦笑)まで網羅する『無法地帯』とあっては、無理もないか(笑)。 ところで、2月に、ミッシャ・メンゲルベルグとのデュオでKOさせ…

Lonely Heart

新譜と言うには、やや時期遅れ。「Lonely Heart/Massacre」(tzadik)。5曲58分。 マサカーは初めて聴きました。想像していたより随分とポップなのですね。2曲目「Step」の終盤、フレッド・フリスが「Lonely Woman」(の出だし)を弾いている、という説もあり…

Live at Aketa

「ライブ・アット・アケタ/渋谷・沖クインテット」(筆不精企画)を聴いた。5曲65分。渋谷毅(p)沖至(tp,flh,etc)石渡明廣(g)上村勝正(b)外山明(ds)他。 シンプルな美を凝縮、じわりと温かく、陰翳もほんのり、そして音は強固。という共通のセンスを持った両巨…

奇想天外

東宝クレージーDVDボックスシリーズ第6弾、「クレージーキャッツ 奇想天外ボックス [DVD]」が出た。リアルタイムでない上に初期シリーズ好きの自分には、ラインナップ的には弱いかな、というのが正直な感想ではあるが・・・。オーディオコメンタリーに、肝心…

Standards

「Standards/Derek Bailey」(tzadik)。7曲53分。 02年の名盤「Ballads」と、対をなすかのようなソロギター・アルバム。「Ballads」よりも少し先に録音されていたようだが、インプロとテーマといった『曲』概念がけっこう意識され(ているように感じられ)、も…

American Landscapes

ペーター・ブロッツマン・シカゴ・テンテットの新作が2枚同時に。「American Landscapes 1」(okka-disk、1曲52分)、「同 2」(同、1曲43分)。 Peter Brotzmann(cl,tarogato,as,ts)Mats Gustafsson(bs,slide-s)Ken Vandermark(cl,bs,ts)Joe McPhee(tp,as)Hanne…

Asmodeus

「Asmodeus: Book of Angels 7/Marc Ribot」(tzadik)。10曲38分。Marc Ribot(g)Trevor Dunn(b)G. Calvin Weston(ds)。 ジョン・ゾーンのマサダ曲集をさまざまな演奏家がカヴァーする、Book of Angels シリーズの新作はマーク・リボーのトリオ。トリオ版エレ…

V.S.O.P.

なんとなく、久々に聴く。「V.S.O.P./Herbie Hancock」。76年、9曲87分。 V.S.O.P.結成のきっかけとなった前半の演奏は今聴いてもスリリング。実は、後半のファンクもけっこう好き。

Outward Bound

エリック・ドルフィー生誕79周年記念日。 ブログタイトルの基となったデビュー作、「Outward Bound/Eric Dolphy」(60年、9曲61分) を聴きながら。 ドルフィーのフレージングについて、かつて何度か「無調感」という語彙を用いたが、それはオーネットにおけ…

in Philadelphia

「Miles in Philadelphia 1975」。3曲43分。 本当はあんまりブートを取り上げたくはないのだけれど、ぼおっ、としているとマイルスを手に取ることが多く、かなりの確率でブートを聴いてしまう(苦笑)。本盤は、サックスがサム・モリソン時代のもの。冒頭「Pre…

YouTube の ビリー・ハーパー

最近 YouTube で、お茶を濁してばかり(苦笑) http://www.youtube.com/watch?v=UGzAvbYOFr4

Complete Berlin

久々に聴く。「Complete Berlin 1973/Miles Davis」。5曲48分。 栄光の73年マイルス超有名ブート。メンバーが束になって突進していくと音分離がややツライけれど、逆に密度と強度を伴って聴こえるから素晴らしい。1枚物というのも聴きやすくて良いですよね。

YouTube の Sten Sandell Trio

最近、YouTube ばかり見ていて、実はCDをあんまり聴いていない(笑)。 Sten Sandell Trio については、1月26日、一昨年12月17日参照のこと。 その1 その2 その3

The Return of the 5000 lb. Man

なんとなく。「Return of the 5000 Lb Man/Rahsaan Roland Kirk」(warner)。75年、7曲43分。 恥をしのんで告白する。このアルバム、実はあんまり好きでなかった。が、本日。聴きながら思わずウトウトし、しかしその間ずいぶんと甘美に耳に響いてきた。そし…

LIVE 1992 +

「LIVE 1992 +/GROUND-ZERO」(doubtmusic)。13曲37分。 今では伝説の(?)バンド、グラウンドゼロの初期音源とのこと。録音された92年2月といえば、自分は受験勉強の真っ最中。BGMにマイルス(アコースティック)やドルフィーのほか、マクリーンやロリンズを聴…

event

「event/gnu」(ewe)。7曲48分。 前作「suro」がとても面白かった(一昨年12月22日参照)ので入手。ジャケットで、バンド名に対して、アルバム名が逆さまに印字されていることが物語っている(気がする)ように、反復系リズムがいつの間にか感覚をねじってゆく。…

Sorcerer

マイルスでも。「Sorcerer (Reis)/Miles Davis」(sony)。67年、7曲40分。 なお昨日も申し上げたように、連想ゲームの続きのように見えたとしても、それはただの偶然である。 本作は「Nefertiti (Reis)」に匹敵するミスティックな雰囲気が非常にたまらないの…

Stellar Regions

連想ゲームは終わり。久々にコルトレーンを聴こうか。「Stellar Regions/John Coltrane」(impulse!)。67年、11曲61分。 あれ? 「ステラー・リージョンズ」。宇宙系。 偶然です。ホントに。ただの偶然(苦笑)。 コルトレーン、死の5ヶ月前の演奏。リリースは…

The Shape of Jazz to Come

まだ、連想ゲーム。 アイラー、サンラー、ラー(ラサーン)、ファラーオと来たからには、次の宇宙交信者はこの人。ラーネット・コールマン。 ・・・・・・・・・。失礼いたしました。 気を取り直して。「The Shape of Jazz to Come/Ornette Coleman」(atlanti…

Jewels of Thought

本日も連想ゲーム。 アイラー、サンラー、ラー(ラサーン)と来れば、次の宇宙交信者(?)はこの人だろう。ファラーオ・サンダース。ちょっと無理があったかな・・・ 「Jewels of Thought/Pharoah Sanders」(impulse!)。69年、3曲43分。 そういえば、ファラオ…

Bright Moments

連想ゲーム(笑)。 アイラー、サンラー、と来れば次はこの人だろう。『ラー』の愛称を持つラサーン・ローランド・カーク。 「Bright Moments/Rahsaan Roland Kirk」(rhino)。73年、14曲82分。 ちなみに、ラサーンとサンラは、シカゴに住みシカゴで働き、フィ…

Cosmos

本日もサンラ。ESP ではなく、宇宙シリーズ(笑)。「Cosmos/Sun Ra」。76年、7曲38分。 ぼくはサンラ至上主義者でないので、サンラが常に凄かったとか時代の先端を行っていたとは、全く思っていない(むろん、だからこそ素晴らしいのだが)。サンラが活動を開…

太陽中心世界その3

すぐに影響を受ける(笑)。再びサンラ。「Heliocentric Worlds Vol.3/Sun Ra」(esp-disk')。65年、5曲36分。 一昨年、新生ESP-Disk' がスタートしたときの目玉が、昨日の「Live on the Riviera」と本作の発掘だった。「Vol.2」レコーディング時の別音源。静…

Live on the Riviera

昨日のサンラ同様、宇宙との交信者(?)アルバート・アイラーを。「Live on the Riviera/Albert Ayler」(esp-disk')。70年、7曲56分。Ayler(ts,ss,musette,vo)Allen Blairman(ds)Steve Tintweiss(b)Mary Maria(vo,ss)。 アイラーは晩年に行くほどぼくは大好…

Space Is The Place

久々にサンラでも。「Space Is the Place/Sun Ra」(blue thumb)。72年、5曲43分。 タイトル曲は、70年代サンラのライヴにおけるメインテーマともいえる曲だが、このスタジオ盤では実にユルイというかフワフワした演奏である。その分、サンラ『教団』による…

Catch up!

「Catch up!/森山威男 Quintet」(f.s.l.)。5曲54分。森山(ds)音川英二(ts)佐藤芳明(acc)田中信正(p)望月英明(b)。 時代やメンバーによってサウンドに多少の違いはあれど、もしかするとメンバーは誰でもよくて(どの時代が最高か、ファン同士で侃侃諤諤の議論…

Feeling Good

26日の日記で思い出したが、よりにもよって(笑)ぼくが持っている唯一のJMのアルバム。「Feeling Good/Art Blakey and The Jazz Messengers」(delos)。86年、8曲70分。Wallace Roney(tp)Kenny Garrett(as)Jean Toussaint(ts)Tim Williams(tb)Donald Brown(p)…