「CONVERSATIONS／Eric dolphy」(FM)。63年、全4曲34分。Dolphy(as,bcl)Woody Shaw(tp)Bobby Hutcherson(vib)Eddie Kahn(b)Richard Davis(b)J. C. Moses(ds)Clifford Jordan(ss)Sonny Simmons(as)Prince Lasha(fl)Charles Moffett(ds)。 月イチ・ドルフィー…

おなじみケン・ヴァンダーマークの旧譜から、サックスソロ作を。「Furniture Music／Ken Vandermark」(okka)。02年、全18曲66分。Vandermark(cl,bcl,bs,ts)。 ①「Resistance」から強烈な、クラリネットの高音攻撃。先日取り上げたエヴァン・パーカーに捧げた…

マイルスの15回目の命日。 さて、15年前。高校生だったぼくは、新聞にマイルスの死亡記事を見つけ(社会面の準トップ扱いだった、と記憶する)非常にびっくりし、当時よく一緒にジャズを聴いていた友人に『マイルスが死んだ！』と電話をした覚えがある(友人の…

「生蝉／シカラムータ Live! 2006」(little more)。全11曲74分。大熊ワタル(cl,vo)太田恵資(vl,vo)川口義之(sax)佐藤芳明(acc)桜井芳樹(g)関島岳郎(tuba)吉田達也(ds)こぐれみわぞう(チンドン太鼓)渡辺明子(tb)。 昔シカラムータのファースト作を聴いた時は…

「SHARP? MONK? SHARP! MONK!／Elliott Sharp」(clean feed)。全5曲44分。Sharp(acg)。 意外な？ギターソロ作。時にはブルース調に(ジャズの、ではなく、いわゆるブルース)、時にはパーカッシヴにと、モンクの曲をハーモニーやリズム面から再構築したユニー…

「Time Lapse／Evan Parker」(tzadik)。全11曲54分。Parker(sax,org)。 フリージャズサックス界の重鎮エヴァン・パーカーのソロ作。文字通りの独奏や、多重録音を駆使した一人『集団即興』が収められている。『集団即興』は東洋風な趣きもあって段々とありが…

すごいぞ、石田幹雄トリオ！ よくやった、北海道ジャズ！ http://ameblo.jp/yjp/

すごいぞ、チャールズ・ゲイル！ 今年3枚目の新作の登場だ(残る2枚は7月20日、6月21日参照)。しかも全部違うレーベルと来ている。 「Consider the Lilies...／Charles Gayle Trio」(clean feed)。全4曲(トラックナンバー上は。ジャケットには6曲記載されてい…

「Meaning & Mystery／Dave Douglas」(greenleaf)。全9曲61分。Douglas(tp)Donny Mccaslin(ts)Uri Cane(rhodes)James Genus(b)Clarence Penn(ds)。 ダグラスのニュークインテットらしい。が、「Infinite」(02年)のテナーサックスが、クリス・ポッターからド…

既にご覧になった方もいらっしゃるでしょうが。 映画の1シーンより この機能を使ってみたかった。というだけです。

久々に「days and nights of blue luck inverted／Kip Hanrahan」(american clave)を聴く。87年、全12曲51分。Fernando Saunders(vo,elb)Andy Gonzalez(b)Leo Nocentelli(elg)Charles Neville(as)Jerry Gonzalez(conga,tp)Milton Cardona(conga)Roby Ameen(t…

悲しいときは、悲しい音楽を聴くがよい。悲しいときに陽気な音楽を聴いてしまうと、悲しみが消えた気分になるが、それは一時的に見えなくなっただけであり、悲しみそのものはそこに厳然とある。一度心の底に積もった悲しみは、もう消せぬ。悲しみの核を露出…

おなじみのヴァンダーマーク、またしても来ました(笑)。「CINC」(okka)。全5曲68分。Paul Lytton(per)Ken Vandermark(reeds)Philipp Wachsmann(vln,electronics)。 ヴァイオリンのせいか、クラシック的というのかミニマルというのか、実験的な室内楽風トリオ…

いや〜久々に聴くと、やっぱ良い。「Breakthrough／The Don Pullen George Adams Quartet」(blue note)。86年、全6曲53分(LPは全5曲40分)。Adams(ts)Pullen(p)Cameron Brown(b)Dannie Richmond(ds)。 プーレン=アダムス・カルテットの、ブルーノート移籍第1…

昨日の反動というわけでもないが。「Les Parapluies De Cherbourg／Saxophobia」(saidera)。03年、全11曲53分。緑川英徳(as)竹内直(ts,bcl)岡淳(ts,fl)井上 “JUJU” 博之(bs,ss)。 日本版WSQ(？)、サキソフォビアの2作目。しみじみする標題曲②や⑥「Alfie」、…

「Sticky Tongues & Kitchen Knives／Mats Gustafsson & John Corbett」(xeric)。99年、全14曲53分。Gustafsson(bs,flutephone)Corbett(elg)。 ①−④はライヴ録音。なんなんだろう、この音楽は。背後にいろんな効果音(バイクや車の通過音や駆動音や急ブレーキ…

「Elegy／南博」(ewe)。全11曲38分。南(p)鈴木正人(b)芳垣安洋(ds)他。 南博のピアノは、あまり好きでない。『ダンディー』『クール』などと称されるが、2重3重にデコレートされたようなアノ音使いが、どうにも苦手だったのだ。が、このアルバムは飾りっ気が…

面白そうなアルバムを何点か買ったので紹介していく、と13日に書いたが、実は他があんまり面白くなかったために、紹介は昨日で終わっている。 「In What Language／Vijay Iyer & Mike Ladd」(pi recordings)。03年、全17曲69分。Ladd(vo,electronics,lyrics)…

「Concert for the Comet Kohoutek／Sun Ra」(esp)。73年、全9曲61分。 昨年始まった、本家本元によるESPリイシュー。最近ややペースダウン気味だが、もっとガンガン行ってほしい。 さて。 ぼくは、この「太陽太陽」という名前を持つ演奏家が結構好きだが、…

先日の「Sound Grammar」と共に、面白そうなアルバムを何点か買った。本日以後、紹介していくことになるだろう。 というわけで、これ。「Americans Swinging in Paris／Art Ensemble Of Chicago」(emi)。03年、全8曲74分。Fontella Bass(p,vo)Lester Bowie(t…

ようやく届いた。「Sound Grammar／Ornette Coleman」(sound grammar)。全9曲59分。Ornette(as,vln,tp)Denardo Coleman(ds,per)Greg Cohen(b)Tony Falanga(b)。 昨年10月のドイツ公演。①「Intro」。司会者がメンバー紹介する(でも、なぜ英語なんだろう？)。…

今日届くとばかり思っていたオーネットの新譜は届かず。明日らしい。 やれやれ。しょうがない。元気を出そう。というわけで、ジョン・ゾーンだ(笑)。「Vol. 4-50th Birthday Celebration／Electric Masada」(tzadik)。04年、全7曲72分。John Zorn(as)Marc Ri…

「Camouflage Trio/Interface／Steve Lehman's Camouflage Trio」(clean feed)を聴く。04年、全7曲72分。Steve Lehman(as,ss)Mark Dresser(b)Pheeroan akLaff(ds)。 今、かなり注目しているスティーヴ・リーマン。一昨年このアルバムを聴いたときはホント、…

「Music Revelation Ensemble」(4日参照)を貸してくれた知人の元へ行くと、よく彼は取って置きの音楽をかけてくれる。ぼくも何枚かCDを持って行き、交互にかけながらワイワイ言い合う。 ぼくが今日たまたま持って行ったCDををかけたら、２人とも無口になって…

本日もおなじみ、pi recordingsの旧譜より。「Tactiles／Liberty Ellman」。全9曲57分。Ellman(g)Mark Shim(ts)Greg Osby(as③⑦⑧)Stephan Crump(b)Eric Harland(ds)。 「Ophiuchus Butterfly」(5月9日参照)の前作になる。やはり空間を生かしたジオメトリック…

旧譜より。「Your Life Flashes／Fieldwork」(pi recordings)。02年、全10曲50分。Vijay Iyer(p)Elliot Humberto Kavee(ds)Aaron Stewart(ts)。 おなじみのpi recordings。昨年の収穫で海外部門5位にした「Simulated Progress」(12月28日参照)の前作に当たる…

「Beauty Came to Us in Stone／Mungolian Jet Set」(jazzland)。全9曲53分。Reidar Skar,Paul “Strangefruit” Nyhus,Haavard Wiik,Bugge Wesseltoft,Ingebrigt Haaker Flaten,Paal Nilssen-Love,etc フューチャージャズなる分野があるらしい。定義はよく知…

「When We Were There／藤井郷子4」(p.j.l)。全11曲54分。田村夏樹(tp)藤井(p)Mark Dresser(b)Jim Black(ds)。 冒頭曲「Sandstorm」。ドラムとトランペット同時の強烈な一撃から嬉しくなってしまう。1曲1曲が短く静かに聴かせる展開が多く、タイトル曲③や⑩「…

以前からagharta335さんに『イイよ』と薦められながら、現状では聴く手段のなかったMusic Revelation Ensemble。趣味の共通する知人にCDを借りて、ようやく聴くことができた。「Music Revelation Ensemble」(diw)。88年、全6曲58分。David Murray(ts)James B…

「JACKSON／是巨人」(magaibutsu)。全9曲53分。鬼怒無月(g)吉田達也(ds)ナスノミツル(elb)。 Altered StatesやCoilなどと並ぶ最高のギタートリオ『是巨人』(よく考えると、それぞれメンバーがダブっているが)の第4作。これだけのメンツがそろって、音楽が悪…