あうとわ~ど・ばうんど

Astaroth

相変わらず、昨年リリース物から。
John Zornが好きだとは言っても、片っ端から追っかけているわけではない。ゾーンの現在の活動の中心であろうMasadaのアルバムも、実はあまり持っていない。ついでだから、恥ずかしながら告白してしまうと、自分の耳が悪いのと聴き込みが足りないせいで、どのアルバムも印象が混ざってしまって、区別がつかない(苦笑)。
ところで、そんなMasadaには驚くほど沢山のカバー集が存在する(こちらの区別はつくんだけどなぁ)。昨年のベスト1に挙げたElectric Masadaもそうだし、Masada String TrioやBar Kokhba sextet、Masada 10th Anniversaryシリーズなどだ。その一つ、Book of Angelsシリーズの1作目「Astaroth/Jamie Saft Trio」を聴く。
全10曲56分。Jamie Saft(p)Greg Cohen(b)Ben Perowsky(ds)。ジェイミー・サフトというと、個人的には過激なエレクトリックキーボーディストというイメージが強いのだが、ピアノもなかなかいい。アグレッシヴな②「Ygal」⑥「Sturiel」、美しい⑨「Lelahel」が印象に残った。