あうとわ~ど・ばうんど

2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

今年上半期

今年もジャズが面白い。全く困ってしまうほど(ホントか?)。聴いても聴いても聴き足りない。いろんな通販サイトを覗いて、ああもっと収入があれば・・・と途方に暮れることもしばしば。もちろん、面白いのは今のジャズだけではない。10代半ばで聴き始めて15…

The Last

本日は、エリック・ドルフィー42回目の命日。あなたの音楽に出遭えて・・・云々の文章は割愛(笑) 現存するドルフィー最後のレコーディングである。「The Complete Last Recordings/Eric Dolphy」(norma)。全6曲65分。Dolphy(as,bcl,fl)Donald Byrd(tp)Natha…

かなしい

こ、こんなにスゴイ坂田明を聴いたのは、久しぶりだ。「かなしい/エクスプロージョン/ジム・オルーク/坂田明」(P.J.L)。全3曲59分。Jim O'Rourke(g)坂田明(as,cl,per,vo)Darin Gray(b)Chris Corsano(ds)坂田学(ds)。 「およばれ/tetrodotoxin」(昨年12月15日…

Undulation

「アンデュレーション 波動/藤井郷子オーケストラ NY」(P.J.L)。全8曲62分。 藤井郷子のニューヨーク・オーケストラを聴くのは、実は初めてなのだが、し知らなかった。こんなに豪勢なメンバーだったなんて。例を挙げると、サックス陣にオスカー・ノリエガ、…

Study in Brown

本日は、クリフォード・ブラウン没後50周年の命日(ということは、リッチー・パウエルの命日でもある。その死はクリフォードに隠れ、ピアニストとしての業績は兄バドに隠れ・・・考えてみれば可哀相な話だが、それはともかくとして)。「STUDY IN BROWN/Cliff…

Oliver Lake Live

ふう、やっと届いた。「Oliver Lake Quarter Live」(passin' thru)。05年、全9曲67分。Redhouse(vo,wood flute)G. Lake(ds)Debriano(b)O. Lake(as,ss,speak)。 現在、ニューヨークの若手・中堅からも絶大な尊敬を得ているオリヴァー・レイク組長の、最新リー…

1969 Miles +α

「1969マイルス/Miles Davis」(sony)。93年リリース、全7曲64分。Miles Davis(tp)Wayne Shorter(ts,ss)Chick Corea(pf)Dave Holland(b)Jack DeJohnette(ds)。 やっぱ、いつ聴いても何度聴いてもイイわ。ホントしびれまくり。このアルバム、『マイルスといえ…

Dinner Music

18日に取り上げた渋オケの「酔った猫〜」で演奏されている「Utviklingssang」「A New Hymn」、あるいは「Live1991」での「Reactionary Tango」「Soon I Will Be Done with The Trobules of This World」といった曲が好きで、オリジナルに興味がわき、カーラ…

Jazz at Massey Hall

久しぶりに「Jazz at Massey Hall/The Quintet」(debut)を聴く。53年、全6曲47分。Dizzy Gillespie(tp)Bud Powell(p)Charles Mingus(b)Max Roach(ds)“Charlie Chan”(as)。 いや〜、やっぱ良い! ビバップ最後の打ち上げ花火。ミンガス自身によるベースデュ…

Time Zones

「Time Zones (Dig)/Charles Gayle」(tompkins square)。06年、全7曲49分。Gayle(p)。 ピアノも弾くサックス奏者チャールズ・ゲイルの、初のピアノソロアルバム。ジェームス・P・ジョンソン、アート・テイタム、セロニアス・モンク、セシル・テイラーにイン…

ドルフィーとカフカ

エリック・ドルフィー様、78歳の誕生日おめでとうございます。(ちなみに、9日後には42回目の命日です)。今から16、7年前の高校時代、あなたの音楽に出遭えて本当によかった。もし出遭えなかったら、そうとうに違う人生を歩んでいたはずです。現在に至る総て…

Intermission

若い頃(20歳前後)に比べ、音楽に簡単に没入しにくくなっている自分に気づく。 かつては、最初の一音に衝撃を受け、その世界観に我を忘れ時間を忘れのめり込むということが、よくあった(ような気がする)。最近は、そういうことがあまりない。いい音楽が減った…

酔った猫が低い塀を高い塀と間違えて歩いているの図

どんな気分か説明せよと問われても困るが、まだ続いている。「酔った猫が低い塀を高い塀と間違えて歩いているの図/渋谷毅オーケストラ」(carco)。94年、全7曲53分。 渋オケは、このアルバムや『Live 1991』のメンバーの頃が一番好きだ。たぶん、一番最初に…

Quiet Life

昨夜の気分が、まだ続いているようだ。「Quiet Life/鬼怒無月」(sakura)。03年、全9曲50分。鬼怒(g)。 鬼怒のギターソロ。出た時も何度も聴いたが、実に良いアルバムだ。なにしろ選曲が素晴らしい。「渡良瀬」「黒いオルフェ」「Three Views of a Secret」…

Return to Another Horizon

なんとなく今夜の気分が、このアルバムを選ばせた。「Return to Another Horizon/Febian Reza Pane」(amphibian)。04年、12曲68分。フェビアン・レザ・パネ(p)。 この人のピアノは、すごく安らぎに満ちている。坂田明や早坂紗知といった個性の強いサックス…

Swingozando

「Swingozando “Live” at Crocodile/Salsa Swingoza」(ewe)を聴く。2枚組み、全13曲108分。 大儀見元が率いるサルサバンドの昨秋のライヴ。1枚目冒頭曲(実際のライヴでもオープニング曲らしい)、エディー・パルミエリ作の「Oye lo que te conviene」が、最…

Bluffs

順序が逆になったが、1日に取り上げた「Bluffs 鄱」の前作「Bluffs/Altered States」(innocent)を聴く。05年、2枚組み全9曲130分。内橋和久(g)ナスノミツル(b)芳垣安洋(ds,per,tp)。 50分以上に及ぶ1-②「two」が良い。寄せては返す音の波。岩も砕くような暴…

Crazy Beats

実は最近、DVDだけでは飽き足らず、クレイジー・キャッツのCDまで買ってしまった(東宝映画では『クレージー』だが、音楽方面は『クレイジー』と表記するらしい)。ヒットシングルや、クレージー映画の主題歌・挿入歌といった、昭和元禄の音楽遺産の数々が実に…

Airegin Rhapsody

なんとなく「エアジン・ラプソディー」が聴きたい夜だった。 同曲の数あるヴァージョンの中で、ぼくが一番好きなのは「明田川荘之 & 布団」に収められたもの。なんといっても林栄一の凄絶な泣きフレーズに尽きる。うーん、たまらんですわ。

Yo! I Killed Your God

今度こそ本当に一段落。久しぶりに「Yo! I Killed Your God/Marc Ribot」(tzadik)を聴く。99年、全14曲73分。 マーク・リボー率いるジューイッシュパンクバンドShrekの、92、94年のライヴ。大事なネジがぶっ飛んでトチ狂ったような⑤「Softly, As In A Morni…

FEDAYIEN

15年前の未発表ライヴがリリースされたばかりのフェダイン。恥をしのんで言うと、ぼくがフェダインのアルバムを聴き始めたのは「ジョイント」以降で、実は、初期音源を聴いたことがなかった(おまけに「ジョイント」は今や行方不明・・)。しかし最近、「ファ…

The Coalition of the Willing

えーい、この際だから、これも新譜に分類してしまえ。「Coalition of the Willing (Dig)/Bobby Previte」(ropeadope)。全8曲47分。Bobby Previte(ds,per)Charlie Hunter(g,b)Jamie Saft(org,b)Stew Cutler(harmonica,slide-g)Steven Bernstein(tp)Skerik(sa…

Radio-Acoustique

ラッシュは一段落ついたものの、また新譜が。「Radio-Acoustique/Masayasu Tzboguchi Trio」(flyrec)。全10曲53分。坪口昌恭(p,effect)菊地雅晃(b,effect)藤井信雄(ds)プラスアルファ。 坪口のレギュラーアコースティックトリオ初アルバム。ただし、全曲リ…

Sketches of Spain

新譜ラッシュも一段落。本日は久ーしぶりに「SKETCHES OF SPAIN/Miles Davis」(columbia)を聴く。60年、全5曲42分(ボーナストラック要らん)。 ところで、マイルスは、この作品以後、生涯にわたりスペインへのこだわりを見せる。エキゾチシズムではなかろう…

Raw Materials

本日も新譜より。「Raw Materials With Rudresh Mahanthappa/Vijay Iyer & Rudresh Mahanthappa」(savoy jazz)を聴く。全13曲57分。Iyer(p)Mahanthappa(as)。 スティーヴ・コールマンのサイドマンとして登場以後、進行形ジャズの立役者の一人となっているヴ…

Timeless

たぶん新譜。「Timeless, Live at the Velvet Lounge/Fred Anderson」(delmark)を聴く。全4曲69分。Fred Anderson(ts)Harrison Bankhead(b)Hamid Drake(ds,per)。 ケン・ヴァンダーマークもリスペクトを捧げるという、シカゴ・テナーの大御所。1929年生まれ…

Fragment

4月末のリリースゆえ、新譜と呼ぶには遅い気もするが、お許しを。「Fragment/Junk Box」(libra)を聴く。全10曲53分。田村夏樹(tp)藤井郷子(p)John Hollenbeck(per)。 田村・藤井作品は、聴けば必ず唸らされてしまうのは分かっているものの、多作家ゆえ逐一…

Crazy Cats

突然だが、最近、「クレージーキャッツ 日本一ボックス [DVD]」(DVD4枚組み)を買った。 以前、『ハイそれまでョ』のフリージャズ化を構想した話をしたことがあるが、実はクレージー映画が好きなのである(昨年出た「無責任ボックス」、今年初めの「作戦ボック…

Live 1991

新譜から。待望の「Live 1991/Fedayien」(studio wee)が届く。全4曲49分。川下直広(ts,ss,vln,whistle)不破大輔(b)大沼志朗(ds)。 91年の未発表ライヴ。むろん素晴らしい。今年の発掘・復刻部門、武田和命のDVDを抜いて、断然のナンバーワン(武田は去年CDが…

Bluffs 鄱

新譜から。「ブラフスII/Altered States」(doubtmusic)。全8曲59分。内橋和久(g)ナスノミツル(b)芳垣安洋(ds,per,tp)。 昨日と同じギタートリオ編成だが、こっちのサウンドの方が好みですね。やっぱり音楽性の振り幅の広さの違いが大きい。お気に入りは⑥「…