あうとわ~ど・ばうんど

Electric Masada

今日届くとばかり思っていたオーネットの新譜は届かず。明日らしい。
Vol. 4-50th Birthday Celebration
やれやれ。しょうがない。元気を出そう。というわけで、ジョン・ゾーンだ(笑)。「Vol. 4-50th Birthday Celebration/Electric Masada」(tzadik)。04年、全7曲72分。John Zorn(as)Marc Ribot(g)Jamie Saft(key)Ikue Mori(laptop)Trevor Dunn(b)Joey Baron(ds)Kenny Wollesen(ds)Cyro Baptista(per)。
03年9月、ジョン・ゾーン50歳を記念して(ゾーンの誕生日は2日)NYのトニックで1ヶ月間ぶっ通しで行われたコンサートから、エリクトリック・マサダ3 daysの最終日を収めたアルバム。エレクトリック・マサダは、昨年の海外部門1位にも選んだが(11月29日12月28日参照)、ホンット最高なのだ。
とにかく、①「tekufah」だ。ジョーイ・バロン、ケニー・ウォルセンの超強力2ドラムを中心に、ゾーン以外のメンバーがシッチャカメッチャカに暴れまくり、場を暖めた後、おなじみのベースラインに乗ってゾーンのアルトが登場する。しびれるな〜。あとは、ほとばしる激流に身を任せるのみ。激しく、切なく、この世のものと思えない禍々しき美しさに満ち溢れた、極上の音楽だ。根が小心者ゆえ思ったことの半分も言えないのだが、この音楽を聴いて感動できないような奴は一生ケニーGでも聴いてろ。