Timeless

たぶん新譜。「Timeless, Live at the Velvet Lounge／Fred Anderson」(delmark)を聴く。全4曲69分。Fred Anderson(ts)Harrison Bankhead(b)Hamid Drake(ds,per)。
ケン・ヴァンダーマークもリスペクトを捧げるという、シカゴ・テナーの大御所。1929年生まれというから、日本で言えば既に喜寿、オーネットやロリンズよりも年上にあたる。
アルバムは、アンダーソンの所有するクラブでのライヴ。長尺の演奏が続くが、長さを全然感じさせない。冒頭曲「Flashback」から、いやはやすんごい威圧感である。圧巻は20分以上に及ぶ④「Timeless」。たくましい音、豊かなイマジネーションで、グイグイ迫ってくる。ハミッド・ドレイクのダイナミックなプレイともがっぷり四つ、いや、インスパイアしまくっている。シカゴ派重鎮の底力を見た。