あうとわ~ど・ばうんど

at Montreux 1988

さて、88年(CD13、14)である。
バンドには、ついにケニー・ギャレット、リッキー・ウェルマン、フォーリー(余談だが彼は音楽一族の出身で、彼の伯父たちは少年時代のローランド・カークにも影響を与えたそうである)が集結する。(正確には、この前年に揃っているが)。
ところで、この年のセカンドセットにある「Movie Star」(プリンス作らしい)や「Heavy Metal」といった曲たちが好きになれない。が、なーに大丈夫。この後「Amandla」が吹き込まれ新曲が投入されれば、翌年にはセットリストから姿を消す運命にある。何はともあれ、こうしてマイルスの『最晩年』が始まるのだ。
ちなみに、あの悪名高き『世界・食の祭典』にマイルスがやってきたのは、このライヴの前月のことである。