あうとわ~ど・ばうんど

Live at the Jazzschool

新譜ではなく、最近国内入荷したものらしい。「Live at the Jazzschool/Dave Liebman and Mike Zilber」(jazzschool records)。00年、全4曲60分。Liebman,Zilber(ts,ss)Paul Nagel(p)John Shifflett(b)Scott Amendola(ds)。
面白いぞ、これは。デイヴ・リーブマンとマイク・ジルバー(彼の弟子?)による、サックスマッドネス。ジャケでは2人ともテナーを吹いているが、CD中では2人が同時にテナーを吹くことはない。一方がテナーなら、片方はソプラノという具合。ただし、ジルバーがリーブマンに似せようとしているのか、元々そういうスタイルなのか、よく似ていて、2人ともリーブマンに聞こえる(苦笑)。サウンドの粘り具合と、ジャケ写真のセッティングから推察するに、向かって左(下寄り)から聴こえるのがリーブマン、右(上寄り)がジルバーではないか、と思う(のだが、自信はない)。
曲目は「Footprints」「Lover Man」「My Foolish Heart」「Invitation」と王道路線だが、2サックスのインプロからテーマに突入する「Footprints」「Invitation」が良い。(上記推察どおりだとすれば)リーブマンさすがの貫禄、ジルバーもなかなか。ベース、ドラムも存在感を発揮。こういう、化け物屋敷みたいな音楽は、大好きだ(笑)。