あうとわ~ど・ばうんど

Arthur Blythe - Elaborations / Light Blue / Put Sunshine in It

4月に聴いたアーサー・ブライス廉価版2枚組の続編が出ている。

Elaborations/Light Blue: Arthu

Elaborations/Light Blue: Arthu

Arthur Blythe(as) Abdul Wadud(cello) Kelvyn Bell(g) Bob Stewart(tuba) Bobby Battle(ds) etc.


ブライスのコロンビア時代9作品のうち、82~84年録音の5~7枚目をまとめたもの。ディスク1に「Elaborations」、ディスク2に「Light Blue」「Put Sunshine in It」を収録、いずれも初CD化と思われる。どれも実は初聴(昔どこかで酔っ払って耳にしていたことがあるかもしれないが、そうだとしても、やっぱり初聴というべきだろう)。時代の要請なのか、レーベルの圧力なのか、メンバーは所謂ロフトジャズ系の人たちで硬派なジャズをやっているけれど、序盤作品群に比べ表面的にはポップさを増した作りになっていて、セロニアス・モンク曲集である「Light Blue」にしてもそうで、さらにその次作「Put Sunshine in It」では時流に抗しきれなくなったかフュージョンスムーズジャズというのか、よく知らない)路線となってしまう。ただしブライスフュージョンも、アルトの音が非常に良いので意外と悪くなくて(まあ個人的には長く聴き続けられるかと言えば疑問だが)『売れる』可能性もあったんじゃないかとは思うけれど、いかんせんジャズ度が高すぎのがネックになったと推察する。ちなみに「Light Blue」と「Put ~」は一枚のCDの中で続けて再生され、やや違和感はあるものの、それほど落差を感じないことに驚いた(というか笑った)。収録3作品の中では「Elaborations」が好き。