Kate Gentile - Mannequins
Skirl Records の新作を聴く。
Kate Gentile - Mannequins
(Skirl Records, 2017)
Jeremy Viner(ts, cl) Matt Mitchell(p, prophet 6, electronics) Adam Hopkins(b) Kate Gentile(ds, vib)
リーダーはブルックリン拠点の女性ドラマー。現代の多くのドラマーがそうであるように、彼女もまたコンポーザーであり、収録されている全13曲は彼女の作曲で、リズムの扱い方に一癖あるといった感じ。テナーとクラリネットを吹くジェレミー・ヴァイナーは、それほどメジャーでないけれど、過去にはスティーヴ・リーマン・オクテットでマーク・シムの代役として2010年のメールス・フェスティバルに出ていた、といえば思い出す人も多いのではないか。爆発的なプレイがなかなか魅力的だ。しかしながら、アルバム中で一頭地を抜いているのはやはりマット・ミッチェルのピアノとエレクトロニクスで、存在感がとても際立っている。