2012年 ベスト
例年のように、ミュージシャンおよびレーベルのダブりは避ける方針で。
輸入盤
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- 「Mechanical Malfunction / Weasel Walter - Mary Halvorson - Peter Evans」(10月23日)
- 「Small Places / Michael Formanek」(10月1日)
- 「YATAGARASU / Peter Brotzmann - 佐藤允彦 - 森山威男」(9月16日)
Mary Halvorson でどれか一枚となると、昨年に続きこのトリオということになるだろう。Michael Formanek は見直した一枚。YATAGARASU は文句なしの傑作。マーズ・ウィリアムズやヘンリー・スレッギル、ヴィジェイ・アイヤー、今年ついに亡くなってしまったデヴィッド・S・ウェアの新譜も捨てがたかったが。
国内盤
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- 「Undine / 小埜涼子」(7月24日)
- 諸事情により削除
- 「内橋和久+加藤崇之デュオ」(10月8日)
一番悩んだのが Doubtmusic の扱いで、レーベルのダブりを避ける方針のため、「Undine」とJAZZ非常階段のどちらを残すか大いに迷ったが、結局こういうかたちにした。(下の作品の中に坂田明さんが入っているのもあるので)
発掘・復刻盤
発掘あるいは復刻ものCDは、年々活況を呈してきている印象で、選ぶのが悩ましい。エリック・ドルフィーの盤は、すべてに優先する(笑)。坂田明さんは国内盤でも何枚か候補になったが、結局、山下トリオの復刻盤でカバーすることにした。是安則克さんのこの追悼盤はブログでは取り上げなかったものの、胸を打つ一枚だった。他にもトーマス・チェイピンの発掘、DKVトリオの未発表ライブ、ウィリアム・パーカーの初期キャリア箱、ESP-Disk'からの発掘各種、高柳昌行等、良盤多数だった。
書籍
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- 「ウィンディ・ガール サキソフォンに棲む狐I (サキソフォンに棲む狐 1) / 田中啓文」
- 「人生を変える「数学」そして「音楽」 教科書には載っていない絶妙な関係 / 中島さち子」(8月5日)
- 「至高の日本ジャズ全史 (集英社新書) / 相倉久人」(1日)
田中啓文さんの『ジャズ小説』は非常に面白く、続きが気になる。中島さっちゃんの本も楽しい。相倉久人の本を読んだのは今年だが許してほしい。「聴いたら危険! ジャズ入門 (アスキー新書)」は手前味噌なので、ここでは取り上げないが、まだまだ絶賛発売中なのでよろしくお願いします。
おまけ・きょう聴いたCD
Woodblock Prints
Harris Eisenstadt
NoBusiness, 2010年
Michael McGinnis(cl) Jason Mears(as) Sara Schoenbeck(bassoon) Mark Taylor(french horn) Brian Drye(tb) Jay Rozen(tuba) Jonathan Goldberger(elg) Garth Stevenson(acb) Harris Eisenstadt(ds, compositions)
Unknown Skies
Rob Brown Trio
Rogue Art, 2011年
Rob Brown(as) Craig Taborn(p) Nasheet Waits(ds)