Triplicate 改訂版
最近、通勤の車内で、なぜかスティーヴ・コールマンの「Resistance Is Futile」ばかり聴いている。そういえば以前、Agharta335さんが、コールマンはデビュー当時がイイ、と言っていたのを思い出し、デビュー当時ではないものの初期音源(なのだろう)を聴いてみることにした。「Triplicate/Dave Holland Trio」(ECM)。88年、全9曲55分。Holland(b)Steve Coleman(as)Jack DeJohonette(ds)。
おお、なかなか良いではないか。特に③「Take The Coltrane」⑨「Segment」といった曲での、バップフレーズになりきる前に寸止めしてるようなストイックな屈折感がいい。②「Quiet Fire」⑦「Blue」は、バラードという括りになるのだろうが、湿っぽくなりそうな曲調なのにサラッと流していて、かなりクール。しかし、一番気に入ったのは④「Rivers Run」。ゆったりと始まりつつも、終盤、三位一体で怒涛のインプロ攻撃に雪崩れ込むあたりがしびれた。
ところで、スティーヴ・コールマンのサイトは面白い。MP3も多くて、一時期かなりフリーダウンロードさせてもらった。最近は改装中なのか、ダウンロードページにアクセスできないのだけれど。
(数日後、アクセス可能になった)