Born at the Same Time
agharta335さんのお宅でレコードを聴く会でのこと。
agharta さんが、Y氏が大好きだったというレコードをかけてくれた。Y氏とは、10数年前に札幌にあったPという店(ぼくと agharta さんが知り合うきっかけとなった店)のマスターだった人。このレコードはお借りしなかったが、非常に印象に残って、家に帰って調べてみたら、やはり田中啓文さんがレビューで大絶賛されていて、Gebhard Ullman と共に注文したのであります(笑)。
「Born at the Same Time/Steve Grossman」(OWL)。77年、10曲43分。Steve Grossman(ts,ss) Michael Graillier(p) Patrice Caratini(b) Daniel Humair(ds)
なぜこんな有名盤を知らないのか信じられない、と罵倒される方もおありでしょうが、まったくお恥ずかしい限りで、まあ、このブログを常日頃読んでくださってる方々なら、ぼくのジャズ知識の欠如に関して、ある程度温かい目で見てくださっているとは思いますが・・・
とにかく、本作の後半(レコードで言えばB面)は最高ですね。コルトレーンのハーフノート・ライブの「One Down, One Up」に迫ろうかという、グロスマン怒涛の吹きまくり。70年代グロスマンは好きだが、一番美味しい所を聴き逃していたなんて本当にバカだよなあ。でも聴けて良かったです。人の縁に感謝!!
なお最後に、誤解なきように申し添えておきますが、Y氏は故人ではありませんので念の為。