あうとわ~ど・ばうんど

The Hard Blues

久々に旧譜から。「The Hard Blues/The Julius Hemphill Sextet」(clean feed)。04年、全13曲66分。Marty Ehrlich(as,ss,director)Sam Furnace(as,ss)Andy Laster(as)Aaron Stewart(ts)Andrew White(ts)Alex Harding(bs)。
The Hard Bluesサックスのみによるセクステット。元々、WSQ創設メンバーでもあったジュリアス・ヘンフィルが率いたグループだが、彼が95年に死んでから、彼の高弟(らしい)マーティー・アーリックがリーダーとしてバンドを引き継いだのだという(ちなみに、ティム・バーンも弟子の一人で、03年にTzadikから出たヘンフィル曲集にはアーリックとバーンはともに参加している。あれ。その作品では7人いるぞ。元々はセプテットなのだろうか?)。
さて、演奏だが、期待のアーリックはまとめ役に徹しているのか、あまり活躍しない。猛烈なブロウを見せるのはアンドリュー・ホワイト。名前を知っている程度だったのが申し訳ない。今度からチェックします。しかし、メンバーにソロ回しする曲よりも、⑤「Rites」⑪「Mr. Critical」、タイトル曲⑬といった集団インプロの方がとても面白く感じてしまうのは、ぼくがフリー体質だからだろうか?