あうとわ~ど・ばうんど

Journey into My Mind

なんとなく、久しぶりにヒノテルが聴きたくなる。「ジャーニー・イントゥ・マイ・マインド/日野皓正」(sony)。74年、全6曲39分。日野皓正(tp)日野元彦(ds)岡田勉(b)益田幹夫(p)宮田英夫(sax,fl)植松孝夫(ts)土岐英史(sax)向井滋春(tb)。
70年代の日野の内省的な演奏が好きなのだが、例えば①「Oriental Dance」。トランペットソロなのだが、鈴も鳴らしている。ホーン奏者が鈴を持つとヤバイと言われるが(コルトレーン然り、ブラクストン然り)、ここでの日野も確かにヤバイ。もちろん悪いわけでなく、とても良いのであるが。益田とのデュオ②「My Funny Valentine」や弟とのデュオ③「Thanks Toko」、再びソロで吹く最終曲「Open Vision」も、暗くてイビツで大好きだ。
日野って、実は根は神経質で暗い人なんじゃないだろうかと内心思っている。あんな喋り方だけれど(笑)