坂田明 × 岡野太 / duo improvisation
OTOROKU を再び小休止して、坂田明さんの新譜を聴く。
- アーティスト: 坂田明×岡野太
- 出版社/メーカー: テイチクエンタテインメント
- 発売日: 2016/09/21
- メディア: CD
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「JAZZ非常階段」の新宿ピットインでのライブから、今年3月19、20日と一昨年4月22日における坂田×岡野デュオを抜き出し、音盤化したものとのこと。JAZZ非常階段のライブでは必ずこのデュオが披露されているようで、そういえば昨年3月28日の「JAZZ非常階段+JAZZめるモ!階段」をなぜか現地で観ていたのだが(登場した「アイドル」たちに関しては、からきし理解の範囲外だったのだけれど、考えてみれば、その夜の出演者で私にとってアイドルは坂田さんなのだった笑)、そこでもこのデュオが行われて、とびきり鮮烈な印象を残してくれたのだった(その時の録音が収録されていないのは、当夜の模様がDVD化されているからだろうか。「私をノイズに連れてってLIVE! [DVD]」)。
収録3曲合わせて30分弱の短いアルバムながら、どれも凄絶で密度が濃い。とくに2曲目のインプロで坂田さんが引用する「早春賦」は、まるで「モントルー・アフター・グロウ」の「ゴースト」における「赤とんぼ」のように響き、激しく胸をかきむしられる。