John Zorn - Madrigals
最近ハード系(?)の音楽が続いたので、少し毛色の違うCDを聴こう。
- アーティスト: John Zorn
- 出版社/メーカー: Tzadik
- 発売日: 2016/01/22
- メディア: CD
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ジョン・ゾーンの作曲家名義作品で、6声のアカペラ女性コーラス音楽。19世紀の英国ロマン派詩人パーシー・ビッシュ・シェリー(ジャケのイラストの人物。ちなみに男性で、古典的小説「フランケンシュタイン」の作者メアリー・シェリーの夫である)の詩にインスパイアされた作品とのこと。古代聖歌ふうというのか、ヨーロッパ民謡ふうというのか、知識に欠けているのでよくわからないけれど、トーナルとアトーナルの入り交じったような対位法的旋律が心地よい。
ふだんからこういった音楽を追いかけているわけでないけれど、たまたま耳にして気に入って購入することはあって、実はわりと好物なのである。この種のアルバムとしては、ノルウェーの女性10人グループ Trondheim Voices(09年11月12日参照)による「Improvoicing」が愛聴盤なのだが、それと並ぶぐらい気に入った。「The Book of Angels」と同様、ジョンにはぜひともこの種の作品もシリーズ化してほしいと思っている。
参考動画