Andrew Hill / Eternal Spirit
サムシンエルス & 新生ブルーノート 創立25周年リイシューで最も楽しみにしていたアンドリュー・ヒル作品が発売された。
- アーティスト: アンドリュー・ヒル
- 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック
- 発売日: 2013/08/21
- メディア: CD
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アルフレッド・ライオンに寵愛されたヒルの89年、最初のブルーノート復帰作。旧友ボビー・ハッチャーソンとのコラボレーションは60年代から地続きになったような安定感で、そこに当時若手だったグレッグ・オズビーが加わる。
ヒルの音楽はエリック・ドルフィーやジョー・ヘンダーソンあるいはサム・リヴァースなど異能のサックス奏者がよく合うと思うが、オズビーも後に花開くことになるスタイルがまだ確立されきってないが、その異能ぶりはヒルの音楽によく合っていて、この後10年近く2人の共演が続いていくのも納得だ。
ヒルはブルーノートに2度復帰したがリリース作品が3枚のみで、60年代の膨大な録音群を考えると非常に意外かつ残念だ。それはともかく、こうなったら、今回の発売リストには入ってない、残る「But Not Farewell」の再発も是非ともお願いしたい。