あうとわ~ど・ばうんど

Hannibalの作品がナクソスから出てた

かつてジャズトランペット界を牽引した Hannibal Marvin Peterson は現在、Hannibal Lokumbe と名を変え、トランペットも吹くものの(YouTubeなどに映像あり)、おもにアフリカ系アメリカ人の歴史に捧げる組曲などの作曲家として活動している、という。そんな、Hannibalの作曲作品が、ナクソスレーベルからリリースされていた。

ロクンベ:ミセス・パークス様へ

ロクンベ:ミセス・パークス様へ

  • アーティスト: ロクンベ,トーマス・ウィルキンス,ラクハム交響合唱団,ブラジル・デンナード・コラーレ,デトロイト交響楽団,ジャニス・チャンドラー,ジェヴェッタ・スティール,ケヴィン・デース,テイラー・ギー・ガードナー
  • 出版社/メーカー: Naxos
  • 発売日: 2010/05/12
  • メディア: CD
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タイトルの『ミセス・パークス』とは、1955年にアラバマ州のバスの中で白人に席を譲るのを拒んで逮捕され、バスボイコット運動に発展するきっかけとなり、後に『公民権運動の母』と呼ばれることになったローザ・パークスのこと。彼女を含むすべての人への祈りを表現するため、2組の合唱団、4人のソリストとフルオーケストラを用い、ブルース、ジャズ、ゴスペル等を織り込んだ大作となっている。
と、解説されているのだが、たしかに、演奏曲にはかつてのハンニバルの楽曲のエッセンスもふんだんに感じられるのだけれど、彼のトランペットが参加しているわけでなし、ジャズ的感興・躍動には乏しいわけで、うーむむむ・・・・・