あうとわ~ど・ばうんど

完全版・緑色革命

完全版・緑色革命 〜 Complete Grune Revolution
完全版・緑色革命 〜 Complete Grune Revolution/翠川敬基」(doubtmusic)。76年。2枚組、3曲81分。翠川敬基(b, cello) 富樫雅彦(ds, per) 高柳昌行(g) 佐藤允彦(p)
ダウトミュージックに予約していた新譜が届いた。正式発売日は16日だが、レーベル直販部では既に発送が始まっている。
先月の沖至「幻想ノート」(12日参照)同様、OFFBEAT原盤の初CD化(?)。未発表の富樫とのデュオ40分をdisc1に、オリジナル本編はdisc2に、ライブ録音時の演奏順に収録した完全版とのこと。また、「幻想ノート」が直接レコード起こしだったのに対し、本作はオリジナルLPとは別ソースからのリマスタリングと言う。以下は、レーベル主宰・沼田順氏のブログから。

高柳昌行佐藤允彦とのデュオは76年にOFF BEATからすでに発表されておりますが、録音ソースが異なり、カセットのオーディエンス録音であります。オーディエンスといっても一番前のど真ん中。録音を許可された方が堂々と録っておりますので安心です。
しかし、レコードになっている音よりもオーディエンス・カセット録音の方が音が良く聴こえるというのはどういうことなのか。ある程度「時代の聴こえ感覚」みたいなものがあるのでしょうか。まあとにかく特に顕著に異なるのは高柳昌行のガット・ギターの高音部。LPと聴き比べてみてください。
via. 『本日予告他。 - doubtwayoflifeの日記

オリジナルを聴いたことがないので迂闊なことは言えないが、たしかに音がいい。音質が、ではなく、場の臨場感というか切迫感みたいな『空気感』が非常にリアルに訴えかけてくる。そんな気がします。