Temple University
今週はブート特集か? 「Temple University/John Coltrane」。66年、全3曲63分。
何度も書いている通り、コルトレーンは晩年の方が好きなのだが、これは時期的には「Live in Japan」と「Olatunji Concert: The Last Live Recording」の中間ぐらい、66年11月の音源。曲目は①「Naima」②「Crescent」③「Leo」。
曲目のせいなのか、体調のせいなのか、コルトレーンは比較的おとなしめの印象。ただし、録音状態はコルトレーンの引き締まったテナーがくっきりとらえられており(リズムセクションはBGM状態)、彼の音を味わう上では満足。激しい部分はファラオが担当して、サックスのベルから臓物が噴き出し飛び散りそうなフリークトーンのロングソロをぶちかましてくれている。