あうとわ~ど・ばうんど

Parker & Tristano

Charlie Parker with Lennie Tristano: Complete Recordings
CDの山から。「Charlie Parker with Lennie Tristano: Complete RecordingsCharlie Parker with Lennie Tristano」(definitive)。全24曲77分。
パーカーとトリスターノの共演を集めたオムニバス盤(とはいえ、実際はパーカーが吹いていない曲もある。トリスターノは弾いているが)。
2人+ケニー・クラークで奏される冒頭曲「All of Me」が、意外や味わい深い。トリスターノも、そんなに小難しくはない。
③から⑲は、47年のラジオ音源。40年代パーカーの冴えは、恐ろしいぐらいに素晴らしい。ガレスピーファッツ・ナヴァロマックス・ローチといった共演者たちも光る。こういうメンツで「On The Sunny Side of The Street」や「Tiger Rag」をやっている、というのも面白い。
だが、パーカーが最もカッコイイのは⑳以降。49年のメトロノーム・オールスターズ。唯一の公式録音(?)とあって、音質も格段に良い。引き締まったパーカーのアルトの音色がたまりません。そうそう。パーカーもトリスターノも関係ないが、21曲目「Overtime(long take)」の後半。ガレスピー、ナヴァロ、マイルスが3人で『ガレスピってる』トランペット合戦も楽しい。