あうとわ~ど・ばうんど

Boneshaker / Fake Music

書かない癖がつくと、すっかり更新が億劫になってしまう。その間にウンザリするほどCDやデジタル音源が溜まっていた。聴いていっても片付いた気がしないのは、たとえ一言でも感想を書きつけていないからだ。10年以上の習慣とは、げに怖ろしきものである。やはり時期遅れでも、少しずつ書いていかねばなるまい。

というわけで、Boneshaker の新作CDが届いている。


Boneshaker / Fake Music
(Soul What, 2019)
Mars Williams (reeds, toy instruments), Paal Nilssen-Love (ds, perc), Kent Kessler (b)


マーズ・ウィリアムスの輝かしいサックスには、やっぱりコロッと参ってしまう。ついつい彼の速く鋭いプレイに耳を奪われがちだけれど、一つ一つの音の並びをよく聴けば、いつにも増して変態度が高い(わたしが今まで聴き逃している可能性のほうが高い)気がする。むろん速いだけでなくて、ゆっくりじっくり聴かせる展開が当然あって、高低緊慢緩急疾徐自在の豊かなプレイには、繰り返しになるけれどすっかり参ってしまう。アルバムタイトルは自虐ギャグなのかどうか知らないが、こういうものは『リアル・ミュージック』と呼ぶべきであろう。