Andrew Drury's Content Provider / Try
Andrew Drury's Content Provider の第2作が出ている。
Andrew Drury's Content Provider / Try
(Different Track Recordings, 2018)
Andrew Drury (ds, compositions) Briggan Krauss (as, g) Ingrid Laubrock (ts, ss, autoharp) Brandon Seabrook (g, banjo, electronics)
3年前、第1作の感想(15年4月22日)に「愉快痛快なジャズ」と書いた(のは、Sightsongs さんであって、わたしは追認しただけなのだが)。今作も愉快痛快さはそのままに、ドルーリーのコンポジションによる楽曲の拘束性はゆるくなり、その分、メンバーたちの自由度は増している。リーダー以外の3人は「本職」以外にも、クラウスはギター、ラブロックはオートハープ、シーブルックはエレクトロニクスを操り、音響面の快楽も追求され、進化した「愉快痛快な大人の音遊び」を感じる。