Dave Rempis - Lattice
デイヴ・レムピス初の無伴奏ソロCDを聴く。正式発売は10月だが、本人に注文したらすぐ届いた。
Dave Rempis - Lattice
(Aerophonic Records, 2017)
Dave Rempis(as, ts, bs)
今年春にライブ録音したソロシリーズから6曲を厳選したとの由。ふだんのアグレッシブな吹きっぷりとは一転して、ゆっくりとじっくりと、管の鳴りと響きにも非常に気を配った、やや意外な作品となっている。とくに冒頭曲、バリトンサックスで、サブトーンをふんだんに利かせて奏でられるビリー・ストレイホーンの「A Flower Is A Lovesome Thing」には虚を衝かれた。ライナーノーツでは彼自身が、コールマン・ホーキンス、エリック・ドルフィー、アンソニー・ブラクストン、スティーヴ・レイシー、ジョー・マクフィー、アブ・バース、マツ・グスタフソンの名を挙げてソロワークへの影響を語っている(各曲の端々に影を見て取ることは意外と簡単である)が、ヴァンダーマークの名がないのは意味深だ(?)。
参考動画(アルバムに取り上げられなかった4月25日の演奏)
www.youtube.com