Amok Amor
先日のメールス・フェスティバルにも出演していた、ピーター・エヴァンスが参加する「Amok Amor」のアルバムを聴く。
- アーティスト: Eldh/Lillinger/Slavin/Evans
- 出版社/メーカー: Boomslang Records
- 発売日: 2017/07/21
- メディア: CD
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Amok Amor はベースの Petter Eldh(スウェーデン)をリーダーとする3か国混合(エヴァンスを除く2人はドイツ)のカルテット。エヴァンスが MOPDtK 脱退後に参加している同じ楽器編成のグループなので、どうしても較べてしまいがちになるが、ポストモダン的感性に共通点がありそうなものの、サックスの Wanja Slavin の個性もあって MOPDtK よりはオーソドックス寄りのジャズになるだろうか(編成は違うけれど、 The Bureau of Atomic Tourism あたりも思い出させる)。
アルバムは8曲36分の小品集。ピーター・エヴァンスのトランペットはやっぱり流石の貫録だが、他の3人が彼と同レベルには達していないような印象は拭えず、グループとしてはまだまだこれからといったところか。とはいえ、メールスのストリーム中継ではハッとする展開もいろいろあったので、グループはこれから発展していくだろうし、ライブ盤の登場にも期待したい。
試聴
参考動画(メールスのアーカイブ。期間限定?)
concert.arte.tv