Anthony Braxton Quartet (Mestre) 2008
このブログの著者はメアリー・ハルヴァーソンの熱心なファンを自認しているけれど、彼女の音源のコンプリートコレクションを目指しているわけでない。とはいうものの、この「Diamond Curtain Wall Quartet」のアルバムはメアリーの公式ホームページのディスコグラフィーに載っていなかったから知らなかっただけで、存在を知ってからはずっと聴きたいと思っていた。
- アーティスト: Braxton Anthony
- 出版社/メーカー: Caligola
- 発売日: 2011/02/01
- メディア: CD
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Taylor Ho Bynum (cor, flh, piccolo tp, bass tp, valve tb)
Mary Halvorson (elg)
Katherine Young (basson)
本作は2008年夏に行われた欧州楽旅における、イタリア・メストレでの7月1日のライブ音源で、この2日前のモスクワでのライブも「Moscow 2008:Composition 367b」(13年3月16日参照)としてアルバム化されている。どちらも1時間以上に及ぶ「Compotion 367」(の変奏?)が収録されていて、私の素人耳にはどのあたりまでが作曲なのかはさっぱり分からない(むしろ全部即興に聴こえる)けれど、車窓の景色が移り変わるようにさまざまな音風景が次から次へと現れては消えてとにかく飽きず、気づいたら終着駅に着いていた、というような音楽だ。ちなみに、モスクワライブよりも、このメストレライブの方が好みです。