Dancing in Your Head
「ゴールデンサークル」など一部の例外を除けば、50、60年代のオーネットが実はあまり得意でないが、70年代この作品以降はかなり好物である。「Dancing in Your Head/Ornette Coleman」(A&M)。73、75年、全4曲35分。Ornette(as)Robert Palmer(cl)Charles Ellerbee,Bern Nix(g)Jamaaladeen Tacuma(b)Ronald Shannon Jackson(ds)etc.
なんといっても「Theme From a Symphony」だな。元はといえば72年の「Broken Shadows」で③「School Work」として吹き込まれているが、そちらは、いかにもジャズ、という演奏。プライムタイムの原点たる本作の、ヘンな感じがたまらない。まさに『頭の中が踊ってる』状態だ。①②の2ヴァリエーションでは、①の方が好き。