Complete Live at the Hillcrest Club

ようやく聴きました。「Complete Live at the Hillcrest Club／Ornette Coleman Quintet」（gambit）。58年、8曲66分（今年リリース）。Ornette(as)Don Cherry(tp)Paul Bley(p)Charlie Haden(b)Billy Higgins(ds)。

59年に「The Shape of Jazz to Come」で衝撃のNYデビューを飾る前、コンテンポラリー盤に吹き込まれたデビューアルバム「Something Else!!!!:The Music Of Ornette Coleman」と「Tomorrow Is the Question」の間の時期に、ロスでライヴ録音された「Fabulous Paul Bley Quintet」と「Coleman Classics 1」の2in1CD。本来はポール・ブレイのグループだったはずなのに、なぜかオーネット名義（笑。ま、無理もないが）。

チャーリー・パーカーの「Klactoveesedstene」から始まるが、オーネットのソロはバップ臭たっぷりで、とても躍動的。音程やリズム感にオーネット特有のアプローチはもちろん見られるが、ドン・チェリーの方がアヴァンギャルドに聴こえる場面も。それにしても、ずいぶん頻繁に電話が鳴る（笑）。