あうとわ~ど・ばうんど

To Play

To Play: the Blemish Sessions
To Play: the Blemish SessionsDerek Bailey」(samadhisound)。全8曲43分。Bailey(g)。
デレク・ベイリーの遺作、らしい。ずいぶん聴きやすい印象(とはいえ、ある種の人たちにとっては相変わらず拷問であろうが)。各トラックも、曲、と呼んで差し支えないまとまりがあり、ぼくの(数少ない)ベイリー体験で初めて、音と音の隙間に強靭なスウィング感(らしきもの)を感じ、ノルという経験をした。ただし、ベイリーも死を目前にして・・・という言い方は正しくなくて(死の2年前の録音)、たまたま、こういうセッションだったということだろう。