あうとわ~ど・ばうんど

New Horse for the White House (2)

昨日に引き続き、3枚目のライヴ音源について。昨夜スタジオ音源2枚を聴いた時点では、おそらくライヴは、完成度はスタジオに一歩譲るだろうが、恐ろしく狂熱的なんだろうな。という予想を立て、翌日回しにしたわけなのだが、結論から言うと、スタジオ音源の方がよかった。
録音日付に注目するとライヴ録音が先で、おそらく実地を兼ねたリハだったのではないか(曲の構成、ソロの順番組み合わせ、演奏時間等ほぼ同じ)。ライヴの熱気をそのままスタジオに持ち込み、さらに緻密さも加えて作り上げたのがスタジオ盤ではないか。ただし、ライヴの方も捨てるには忍びない内容で、ボーナス的に付け、無理矢理3枚組みにしたのではないか、と勝手に推測した。
だからと言って、価値が落ちるわけでもない。スタジオ同様、最も長尺の④「Cards(for Jorge Luis Borges)」がとてもイイ。『今年の収穫』にノミネートしておこう。