あうとわ~ど・ばうんど

Live in Wels & Chicago

旧譜より。「Live in Wels & Chicago, 1998/DKV Trio」。99年、2枚組み全9曲117分。Hamid Drake(ds)Kent Kessler(b)Ken Vandermark(reeds)。
メンバーはお馴染みの人ばかり。特にヴァンダーマークについては、シツコイぐらい何度も書いてきたが、何度でも繰り返します。スバラシイ!!! もしいまだにヴァンダーマークを聴いたことがない人がいたら、絶対損していると思う。何でもいいから即購入をオススメします(ふつーのジャズファンには薦めませんが)。
アルバムでは1-①〜⑤、40分近くに及ぶドン・チェリー作「Complete Communion Suite」が圧巻。2-②「Blues for Tomorrow」も、後半のじんわり熱いクラリネットソロが滋味深い。だがベストは最終曲2-③「Burning Sky」。空だけでなく、聴いているこちらの細胞の一つ一つに火を点けるような、そして大きな『歌』を感じさせる疾風怒濤熱狂発狂のテナーサックスに打ちのめされます。