あうとわ~ど・ばうんど

The Color of Memory

最近聴いた旧譜から。
シツコイようだが、毎度お馴染みKen Vandermark。いっぱしのヴァンダーマーク・フリークみたいなことを書いていながら、彼のレギュラーグループであるThe Vandermark 5には、なぜか今まで手を出さずにいた。が、ようやく聴きました。「The Color of Memory/The Vandermark 5」。05年、2枚組、計7曲81分。Jeb Bishop(tb)Tim Daisy(ds)Kent Kessler(b)Dave Rempis(saxes)Vandermark(reeds)。
全体的にハードバップ風味が振り掛けられているが、一癖も二癖もあるメンバーたちだから、ただのハードバップで終わるわけがない。1-①「That Was Now」からアグレッシヴに攻める。アート・ペッパーに捧げたという1-④「Burn Nostalgia」や、1-⑤「Chance」、2-①「Vehicle」などスタイリッシュにしてハードな曲が続く。しかも、主役はヴァンダーマークではなく、実はRempis。Territory Bandで相当な実力の持ち主だと知ってはいたものの、ヴァンダーマークも蒼白(かもしれない)の、この爆発力。いやはや凄まじい。ヴァンダーマークも負けじと、最終曲2-③「Pieces of The Past」で大噴火。いや〜楽しい。