あうとわ~ど・ばうんど

Fay Victor's SoundNoiseFUNK / Wet Robots

Wet Robots

Wet Robots

Fay Victor's SoundNoiseFunk / Wet Robots
ESP-Disk', 2018)
Fay Victor (vo, lyrics), Sam Newsome (ss), Joe Morris (elg), Reggie Nicholson (ds)


これは凄く面白い。フェイ・ヴィクターはニューヨークの前衛ヴォーカルの代表的存在で、アルバムは彼女のカルテット名義であるが、だからといって他の3人がお伴奏に徹するわけがない。4者対等、とくにフェイ、ジョー、サムの3人は距離感を自在に伸縮させつつ不定形な三角形を描くようであり、レジーのドラムは全てを包摂するかのようでもある。どの曲もおそらく即興であろう(設計図ぐらいはあるかもしれない)が、よくも12曲も様々なタイプのスリリングな演奏ができるものだと感心する(←お前は何様だ)。しかも聴き終えてみれば「SoundNoiseFUNK」というグループ名に対して「ああなるほど、たしかにそうだなあ」と納得感が強い。もっともアルバムタイトルが意味するコンセプトはよく分からぬながら。


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その他の1月3日のリスニング。

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