あうとわ~ど・ばうんど

Cortex - Avant-Garde Party Music

ようやく clean feed の新譜に取り掛かる。

Avant-Garde Party Music

Avant-Garde Party Music

Thomas Johansson(tp) Kristoffer Berre Alberts(sax) Ola Høyer(b) Gard Nilssen(ds)


クリストファー・アルバーツが参加する Cortex の CF から3枚目(通算5枚目)のアルバム。レーベル HP の解説でオーネット・コールマンドン・チェリーの影響を指摘する通り、今作のコンポジション(全曲がトランペットのヨハンソンの手による)はオーネット・カルテットふうである。けれど、演奏までそうかと言えばそんなことはなくて、アルバーツは相変わらずへしゃげた管を無理矢理吹いているような独特の魅力ある音色で、正統派ではありえない妙ちきりんなソロを吹き、ヨハンソンのトランペットもチェリーとは無縁の痙攣のようなフレーズ(ハンニバルを思い出す)を吹き散らかすが、「Party Music」の名の通り、体を自然に揺れさせるようなノリの良さも忘れていない。とはいえ、たしかにオーネットたちの音楽の自由さに対するリスペクトはしっかり感じ取れる気がするのだ。