あうとわ~ど・ばうんど

James Blood Ulmer with The Thing - Baby Talk

期待通りだった(あるいは超えている)のは、こちら。

Baby Talk

Baby Talk

James Blood Ulmer(g) Mats Gustafsson(ts, bs) Ingebrigt Håker Flaten(elb, b) Paal Nilssen-Love(ds, per)


いまや逐一追い駆けることをしなくなってしまった The Thing だが、ウルマーとの共演なら興味津々だ。The Thing にはさまざまなコラボレーション作品があって、とくにギターをゲストに迎えたアルバムが多いわけだけれど、これはかなり異色で、だけど出色と言えるのではないか。演奏されているのはどれもウルマーの曲で、彼のギターはほとんど屹立者のよう、というか、サウンドに奉仕しても先導してもない(ように見える)のに、Thing の3人がどんなに暴れまくろうと全てはウルマーの掌の上にあって、音楽全体をしっかりコントロールし、支配している。いやあやっぱりレジェンドは凄いなあ。楽器は違えどオーネットの正統な後継者なのだ、と実感する。


参考動画
www.youtube.com
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