Tiziano Tononi and Southbound - Trouble No More… All Men Are Brothers
PBB 参加の新作が届く。
Tiziano Tononi and Southbound - Trouble No More… All Men Are Brothers
(Long Song Records, 2017)
Tiziano Tononi(ds, per, udu, gongs) Emanuele Passerini(ss, ts) Piero Bittolo Bon(as, bcl, fl) Emanuele Parrini(vln, viola) Carmelo Massimo Torre(accordion) Joe Fonda(acb, elb) Pacho(congas, bongos, per) Marta Raviglia(vo) Fabio Treves(harmonica) Daniele Cavallanti(ts)
オールマンブラザーズバンドのトリビュートアルバム。ということらしいが、かのバンドは名のみしか知らず、曲も聴いたことがあるような無いような(たぶん、無い)感じで、本作から受けたのもスピリチュアルジャズのようなロックフュージョンのような印象である。こういうのは詳しくないのでよく分からないが、好きな人は好きなサウンドなんだろう。ちなみにリーダーのドラマーは、ドン・チェリーとオーネット・コールマンに捧げた作品がそれぞれある人らしい(知らなかった)。とはいえ私は PBB が活躍してくれさえすればそれで良いので、期待して聴いていたのだが、うーむ、メーンでサックスソロを披露するのはソプラノとかテナーばかりではないか。まあさすがに PBB がフィーチャーされないなんていうことは無くて、登場するや存在感抜群で耳を惹きつけられるものの、アルトのソロが思いのほか少なくて欲求不満が募ってしまう。今月はもう一枚、彼が参加した新作がもうすぐ届くはずなので、そちらに期待しよう。