A.L.U."Avant-garde Labor Union" / COSMIC TUBE AND INFINITE SKIN
A.L.U."Avant-garde Labor Union" / COSMIC TUBE AND INFINITE SKIN
(A.L.U. 2016)
アカノシバヒト(as, ts, ss) 真野一彦(ts, ss) 宮崎康典(ds) 三木勇(ds, per)
これは面白かった。関西・東海を拠点とするミュージシャンの集まりである「アヴァンギャルド労働組合(アヴァ労)=A.L.U."Avant-garde Labor Union"」名義によるセッション集とのこと。(ちなみに、メンバーのアカノシバヒト氏とはツイッターで以前から相互フォローしていて、彼の上げる動画を時おり観てはいたものの、あまり交渉はなくて、きちんと聴くのはこれが初めてである)
アヴァンギャルド労働組合というネーミングセンスはよく分からないが、音楽的出自を異にするという4人がデュオやトリオやカルテットで生み出していく演奏はカッコイイ。切れ味鋭いパワージャズやら、2本のソプラノの音色を変化させるデュオやら、風変わりな民族音楽的演奏やら、コルトレーン~ラシッド・アリ風デュオやら、千変万化のドラムデュオやら、日本民謡をモチーフにした集団即興やら、各セッションそれぞれバラエティに富み、最後まで聴き飽きさせない。
試聴(日本民謡をモチーフにした即興の一部。「通りゃんせ」に「Time After Time」が重なって聴こえるのは私の耳が悪いのか?)
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