T.K.O. - Total Knock Out
17日夜は札幌紙ひこうきにて、石田幹雄 Trio=石田幹雄(p) 奥野義典(as) 秋田祐二(b)=を観た(ちなみに石田の今回の来道ツアーでは先週13日にくうで、毎度おなじみの Negative Son も観ている)。石田によると、本当は小山彰太さんを含むカルテットで出演したかったそうだが、小山さんのスケジュールが合わなかったとのこと。しかしこのトリオによる演奏は、石田独特の解決感の薄い曲想のオリジナル曲が主体で、不安定に宙吊りされるようなホリゾンタルなラインが延々と続く各人のソロが楽しめた。
で、最近出た奥野さん参加のCDを直接購入。
T.K.O. - Total Knock Out
(ピット゜、2015)
立花泰彦(b) 小山彰太(ds) 奥野義典(sax)
全員が道内在住者(ひと昔前ならば、そんなことになるとは考えられなかった)というトリオ。全7曲で、セロニアス・モンクの「クリス・クロス」、山下洋輔さんの「エレジー」、奥野さんの「プゼレント」を除き、4曲がリーダー立花さんのオリジナル。演奏はストレートアヘッドなコードレスサックストリオで、この編成ならではのスカスカなサウンドと程よいリラクゼーションが心地よい。
(なお、現在は基本的にメンバーの手売りだそうで、道外在住の入手希望者は奥野さんのHPからメールを送るのが良いかもしれません)
参考動画(ゲストに石田を迎えた昨年のライブ)
www.youtube.com