Shotgun Chamber Trio - Themes and Dances
先日紹介した Hannes Buder が参加しているグループの作品。
Shotgun Chamber Trio - Themes and Dances
(Meta Records, 2014)
Oleg Hollmann(bs) Hannes Buder(g) Lucía Martínez(ds)
グループ名通り、チェンバージャズ、といった感じで、Oleg Hollmann のバリトンサックスはサブトーン多めで優しいメロディーを連ね(アグレッシブな展開もあるが、音の風合いはかなりソフト)、ドラムは小物や小技も駆使して繊細にサポートし、ギターは端整に寄り添っていたかと思えば、精妙にバランスを欠いた響きでサウンドを鼓舞していて面白い。Tom Rainey のトリオや、編成は違うが Ches Smith の These Arches なども思い出す。
ところで、このアルバムの1年前の録音であるトリオの別作品「Filmende」(自主製作)も聴いてみたら、スタイルがちょっと違っていて、ソプラノサックスが駆けるような曲もあったのだが、より「チェンバー」らしいこちらの作品の方が好みである。
試聴
参考動画