菊地雅章 + ギル・エヴァンス・オーケストラ
「ビッグバンドの聖典」シリーズをさらに。
- アーティスト: 菊地雅章+ギル・エヴァンス・オーケストラ
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2015/05/20
- メディア: CD
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72年、ビリー・ハーパーとハンニバル・マーヴィン・ピーターソンを同行して来日したギル・エヴァンスと、菊地雅章をはじめとする日本人ミュージシャンとの日米混合オーケストラ。こういうアルバムは大好きだ。といっても、ビッグバンドとしての興味ではない。“ブラック・セイント”ビリー・ハーパーと“カルタゴの名将”マーヴィン・ピーターソンが大々的にフィーチャーされ、本国オーケストラでの演奏よりも活躍の場面が多いからだ。特にギルのオケで、ハンニバルがこんなに出ずっぱりで目立った活躍をすることは(たぶん)他にほとんどなく、しかも常に火を噴くような熱気に満ち溢れているのが嬉しい。
参考動画(ビリー・ハーパー所蔵の当時の記録映像。アルバムは、このライヴ・ツアーの後にスタジオで録音された。カメラに向かって演奏中にピースサインを見せる日本人ミュージシャンたちが微笑ましいほか、途中で大写しになるドラマーは富樫雅彦だろう)