あうとわ~ど・ばうんど

Charles Mingus / Mingus Moves

時々、むしょうに“王道ジャズ”が聴きたくなる。

Mingus Moves

Mingus Moves

Charles Mingus(b) Ronald Hampton(tp) George Adams(ts, fl) Don Pullen(o, org) Dannie Richmond(ds) Honey Gordon & Doug Hammond(vo)
こういう演奏がジャズファン多数派からみると“王道”かどうかは知らないが、私にとっては10代後半から20代前半に出遭い強烈に魅せられた“どジャズ”である。(ちなみに言っておくと、私の王道ど真ん中はエリック・ドルフィーである。言わずもがな)
ジョージ・アダムスとドン・プーレンが在籍していたミンガスバンドは「Changes One」「Changes Two」(と、ヴィレッジヴァンガード・ライブのブート)ばかり聴いてきたが、それらに先立つこのアルバムが未聴となっていたため取り寄せてみた。
やはり王道。この頃のミンガスバンドは、もはやほとんどプーレン=アダムス・カルテットだ。こういうの聴いて口元が(自分では見えないがおそらく)だらしなく緩んでいるあたり、自分はやはりジャズファンなのだなと思う。7曲目、オリジナルLPでいえば最終曲の「OPUS 3」の狂熱がたまらん。