あうとわ~ど・ばうんど

Mark In The Water / Ken Vandermark

出版記念その7。本日も入門書記載編。

Mark In The Water

Mark In The Water

(考えてみると、一時期ほどヴァンダーマークを取り上げなくなっているなぁ・・・)
ヴァンダーマーク久々の無伴奏ソロ作品(もしかして、「Furniture Music」=06年9月29日参照=以来であろうか?)。
使用楽器はバスクラ、B♭クラ、テナー。おなじみの献辞はそれらの楽器(だけとも限らぬが)の先達たちに捧げられているが、かといって、その先達たちの演奏に似せているわけでないのは当然だ。
ヴァンダーマークと言えば、ドスのきいたパワーサックスというのを一先ず思い出すわけだが、「聴いたら危険!」で添野知生さんが述べたように『真剣な、求道的な、重く研ぎ澄まされた』演奏も味わい深いのである。