あうとわ~ど・ばうんど

Out Front / Booker little

Far Cry」も好きだし、「Live at the Five Spot 1」をはじめとするファイブ・スポット・セッションも名盤なのだが、エリック・ドルフィーブッカー・リトルの最良のコラボレーションは、このアルバムなのではないかと思っている。

アウト・フロント

アウト・フロント

4年前にも書いているが、この禍々しい3管ハーモニーの美しさ(ジュリアン・プリースターの貢献も大きい)と、そこからドルフィーのアルトサックスの不穏な官能が立ち上ってくるさまが、本当にたまらない(「Candid Dolphy」にも別テイク収録)。これを聴くと、たとえば「OUT TO LUNCH」のトランペットはやはり、リトルであるべきだったんだろうなとも思う。