あうとわ~ど・ばうんど

Jason Adasiewicz, Aram Shelton

Amazon のおすすめリストに、ひょいと登場してきた Jason Adasiewicz というヴィブラフォン奏者に興味ひかれ、こんなアルバムを聴いてみた。

Varmint

Varmint

Jason Adasiewicz(vib) Josh Berman(cor) Aram Shelton(as, cl) Jason Roebke(b) Frank Rosaly(ds)
懐かしい匂いのするジャズ。手本は、ボビー・ハッチャーソンが在籍していた63年のエリック・ドルフィークインテット(アイアン・マン・セッションはこのグループが中心となっている)といったところか。Aram Shelton というアルトサックス奏者のことは知らなかったけれど、音色といいフレージングといい、ドルフィーを想起させるものがあって、なかなか好印象を持った。ので、次にこんなアルバムを聴いた。
Arrive

Arrive

Aram Shelton(as) Jason Adasiewicz(vib) Jason Roebke(b) Tim Daisy(ds)
こちらは、ドルフィー〜ハッチャーソン風味は薄い現代ジャズだが、これまた、なかなか良いのである。というわけで、この Aram Shelton にも今後、目配りしていこうと思った次第。
ちなみに、このメンバーたちは、ケン・ヴァンダーマークとの共演歴もあるシカゴの演奏家たちなのであって、いやしかしシカゴ人脈って深いなあ、とあらためて感心。