あうとわ~ど・ばうんど

Smoke Stack

Smoke Stack
絶妙のタイミング
1日に、アンドリュー・ヒルの「Judgement」のことを書いた後、次に「Smoke Stack」に手を出し、毎日こればかり聴いていたのである。
実はなんと、8日梅津和時ソロライブから帰ってきた後も、真っ先にしたのが「Smoke Stack」を聴くことであり、それを聴きながらライブ感想を綴っていたのである。なんともはや。
本作はピアノ・ツインベース・ドラムの変則編成で、このツインベースが非常に印象的に機能していて、いやあ良いなあ、と。そういえば、モザイクのブルーノート未発表3枚組でも、ワンホーンカルテット+弦楽四重奏、なんて変てこな編成のものがあって、これがまたヒルの音楽性によく似合っていた。本来私は管が暴れてくれればそれでいいたぐいの人間なのだけれど、ヒルに関しては、管が前面に出てほしくないようだ。「Smoke Stack」と同時に買ったラージアンサンブル「Passing Ships」が、実はあんまり気に入らないのである。
でもまあ、ヒルの魔的宇宙探索はなお継続中、であります。