The Salle Wagram Concert
「THE SALLE WAGRAM CONCERT - COMPLETE EDITION/Charles Mingus - Eric Dlphy」(jazz collectors)。2枚組、13曲153分。
ブログタイトルでお分かりの通り、筆者はエリック・ドルフィー大好き人間であるが、ドルフィーの音源全てを追いかけているわけではなく、ドルフィーがサイドマンを務めるグループには苦手なものもある。その苦手の代表格が実は、コルトレーン・クインテットとミンガス・バンドである。ただし、コルトレーン物では「THE COMPLETE 1962 BIRDLAND BROADCASTS」(9月25日参照)や「The Complete 1961 Village Vanguard Recordings」(07年7月12日)、ミンガス物では「Mingus at Antibes」(同年3月7日)のようなエポックな演奏は大好きなのですが。
本作は64年4月、ミンガスグループのパリでの演奏(「Great Concert of Charles Mingus」の前日)。苦手と言いつつ、なぜ買ったのかといえば、ボーナストラックとして、ドルフィーのカラー映像として有名な58年のニューポートジャズフェスでの音源が、なんと6曲も収録されているから。実は、コルトレーンやミンガスとの共演が苦手な一方、ドルフィー在団時代のチコ・ハミルトン・クインテットがけっこう好きだったりする。うーん、軟弱者。
ところで。最初に聴く時、CDのケースを開けた瞬間、プラスチック片がポロポロ落ち崩れ、ケースがあっという間に三枚下ろし状に崩壊した。こういうのは本当に困る。