You Must Believe in Spring

久しぶりのこのコーナーを2日続けてみる（3日目はないと思う）。
「You Must Believe in Spring／Bill Evans」（warner）。77年、7曲38分。
まさか当ブログで、ビル・エヴァンスを取り上げることになるとは。

ビル・エヴァンスが嫌いだった。
大学ジャズ研の新入部員のころ某先輩にリヴァーサイド4部作を繰り返し正座で聴かされ、また、エヴァンス好きの連中が醸す雰囲気がどうしても肌に合わず、エヴァンスアレルギーになった。と書くと、とてもくだらない理由だけれど、まあ、そんな単純なもので、でもけっこう根深いものなのだ。
が、何年か前、あるジャズ酒場で、エヴァンス晩年の演奏（作品名は失念）を耳にした時、嫌な気分にはならなかった。とはいえ積極的に聴いてみる気にもならずに来て、今回気まぐれを起こして聴いてみたわけであるが、いやー最高という気は全くないけれど、意外といけるもんだな。
というわけで、エヴァンス嫌いという看板は下ろしてもいいかな、と思っている。ただし好きだと言うつもりもないが。